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「好きな場所で好きな人と働く」のは夢じゃない。セルフメイドな人生を生きるためのヒント

2022.7.25

「好きな場所で好きな人と働きたい。でも、難しいよね?」そう思っている人は多いのではないでしょうか。たしかに、少し前ならそうだったかもしれません。しかし、日本でもコロナ禍をきっかけに少しずつ働き方が変わりつつあります。 好きな場所で好きな人と働きたい。もしあなたがそう考えているのなら、プラスカラーCEO・佐久間さんの考え方は参考になるかもしれません。彼女は、コロナ禍の2021年8月に息子さんとともにヨーロッパに移住しました。 どうすれば自分らしく生きる、セルフメイドな人生を送れるのでしょうか。

思い立ってから実行まではわずか4ヶ月

佐久間さんがヨーロッパに移住したのは2021年8月のこと。ヨーロッパは陸続き、外国に行くのも簡単なので、佐久間さんと息子さんはそれぞれの都市の違いを実際に体験するため週末ごとに様々な都市を訪れていると言います。

海外への移住は以前からぼんやりと考えていたものの、具体的に考え始めてから実行に移すまではわずか4ヶ月だったと言います。息子さんが小学校に上がるタイミングまでにイメージを固めたかったことと、リモートワークできる体制が整ったことが決め手になりました。

海外移住でリモートワーク体制を実験

佐久間さんがプラスカラーを設立したのは29歳のときのことです。

「この先の人生、会社に勤めて働き続けるという道もあったのかもしれません。でも私は結婚、妊娠、出産を経ても仕事と子育てを両立しバリバリと働きたかったんです。しかし、当時の日本はまだまだ女性は子育てか仕事のどちらかを選ぶことが求められていると感じました。だから、雇われる働き方を卒業しました。」

現在のプラスカラーは業務委託のメンバーだけで構成されている会社です。
「個」で生きたいと考えている人、やりたいことがある人を応援できる組織でありたいと考えるこの会社では「まずはやってみよう」という考え方と機会を大切にしています。メンバーの多くがリモートで、地方在住のメンバーも増えたことから仕事は必ずしもオフィスでしなくてもよいのでは?と思ったことも、海外に興味のあった佐久間さんの背中を後押しました。

ヨーロッパへの移住は、佐久間さんの暮らしや考え方を大きく変えました。 そのひとつが時間の使い方です。ヨーロッパでは多くの人が家族ファーストな生き方をしていますし、多くの人は他人軸ではなく自分軸で優先的に時間を使います。
また、ヨーロッパでは日常でも多くの場所で音楽が奏でられていて、豊かな気持ちになることが多いそう。街中を歩けばバイオリンやアコーディオンの音色が聞こえて来るなど、日本では感じなかった豊かさを感じるそうです。

日本にいたときは「やらなくてはいけないこと」に追われていた、という佐久間さん。

「なぜか常に時間に追われていました。具体的に何がとは言えないのですが、同調圧力による生きにくさや閉塞感も感じていました」

日本とは8時間(サマータイムは7時間)の時差がありますが、佐久間さんはうまく調整しながら仕事をしています。

できないことは手放す。日本を離れて心が軽くなった

物理的に距離が離れたこともあって、日本との連絡は必要最小限です。以前なら「自分がなんとかしなくては」と思っていたことも、現場に任せようと思えるようになりました。

よかったと思うのは、日本の当たり前がそうでなかったことを実感できたことだといいます。 日本では電車やバスをはじめ、いろんなことが時間通り進むのが当たり前です。ところが、日本以外の国ではそうではありません。荷物の配達や役所の手続きは日本とは比べ物にならないくらい時間がかかります。何度かそうしたことを経験するうちに「計画通りに進めなくてはならない」というその考え方を手放しました。

多民族国家のヨーロッパでは一国一民族という考え方がありません。さまざまな事柄を「一般的には」や「社会通念上」で進める日本とは違って、責任の範囲が明確です。もちろん、社会構造や職域に対する考え方が違いますので、どちらがいい・悪いということではないでしょう。しかし、見聞きして知っていることと腹落ちすることの間には大きな違いがあります。 それに気づけたことには大きな価値があります。 一人ひとりが自分の考えや行動に対して責任を持つ考え方は、すでに佐久間さんの一部になっています。

チャンス到来時にチャンスを掴める考え方

思い立ってわずか4カ月で海外移住を実現した佐久間さん。彼女はなぜこのような働き方ができたのでしょうか。そこにつながるヒントがあります。 それは「やりたいことができたとき、いつでも選択できるように、普段から短期的な目線よりも長期的目線を強く持つように心がけている。」ということ。

「最初からそうだったわけではありません。でも、社会人1年目のときに自らが設定したゴールにたどり着くには、目標設定すること、そして目標を実現するために逆算して考えることの大切さを知りました。それからは、習慣化や時間の使い方など結果を出している人を徹底的にマネしてきました。」

特に、20代で広報、人事、営業の仕事を経験できたことが大きかったと佐久間さんは言います。

「自分と向き合い、自分の得意なことと不得意なことを分析し、効果的な方法で必要な人に自分の強みを伝えることを意識してきました。」

広報とは、広く知らせることです。しかし、知らせるだけでは十分ではありません。自分の強みを発見し、必要な人に受け入れられやすい形で伝えることは、それ以上に大切です。広報ができる人は自然とマーケティングや営業的なスキルも身につけていると言えるのではないでしょうか。

まもなく、個の時代がやってきます。そんな時代には何か武器になるスキルを持っている人が有利です。インターネットやSNSがどこでも使えるようになったいま、学べる機会や手段は一昔前に比べて格段に増えました。
私たちにあるのは選択です。
チャンスが来たときいつでもその波に乗れるように。広報というスキルを自分の武器にしませんか?

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