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広報の大事な2つの役割について【経営者のための広報コラム】

2021.5.27

広報の大きな目的は、企業力を上げて会社の目的地(ゴール)への到達スピードを上げること。そのために担当者が果たすべき役割は「広報」と「広聴」。自分たちの言いたいことを一方的に情報発信するのではなく、世の中が求めていることとマッチさせる必要があります。

広報の本当の役割とは?

「広報って、メディアさんとお話する仕事でしょ?」このように考えている方も多いのではないでしょうか。間違ってはいません。ですが、非常に限定的なイメージなんです。

「企業力を上げること」と「会社が向かう目的地への到達スピードを上げること」。
それが広報に課せられたミッションです。そしてそのため、広報が果たすべき役割は何でしょうか。もしかしたら、それを正しく認識していない経営者や広報担当者も多いかもしれません。
一つ目は、一般的にイメージされる役割でもある、いわゆる「広報」。世の中に自社のことを広く知ってもらうために情報発信し、社内外との関係を構築していきます。そのためには(繰り返しになりますが…)経営戦略を理解し、会社の方向性や考えを自分が代弁する役割であるという意識をしっかり持つ必要があります。

それではもう一つの役割である「広聴」とは、一体なんでしょうか。

広報(情報発信)と広聴(情報収集)

広聴とは、外部から見た自社についての評価を拾いあげること。そして、その情報を経営陣にフィードバックすることも大切です。
経営者は信念に基づいて動いていると思いますが、時として迷ったり暴走したりもします(笑)。そんな時に「世の中で一般的に今求められていることはなんなのか」という第三者の目線で伝えることが、実は結構重要だったりするのです。
その「一般的な意見」は、たとえばメディアの記者との会話から、社員との会話から、SNSでのコメントやネットでのエゴサーチからなど、あらゆるところから情報を収集していくのです。そして、市場、世の中、消費者の人たちが今何を求めているのか・何を考えているのかを経営陣に伝えることが、非常に重要な役割となります。

単なる代弁者ではなく経営の伴走者として

広報にとって大切なのは、一方的な情報発信ではありません。前回の【経営者のための広報コラム】でストーリー設計のお話もしましたが、発信する情報を世の中が求めていることとマッチさせていく必要があるのです。だからこそ、広報には世の中の動きや声を拾う役割があり、その責任があると考えています。
経営陣が世の中の流れとは違った方向に走っていきそうになった時、広報の適切なフィードバックが軌道修正の一助となるかもしれません。経営判断に迷った時、世の中のリアルな声が正しいジャッジへの後押しになるかもしれません。それができるのであれば、広報担当者は真に経営の伴走者となれるでしょう。

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