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会社のステージを上げるなら広報!広報をやるなら「全社員広報体制」

2023.5.1

「全社員広報体制」とは?「全社員広報体制」を推す理由

この言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
全社員広報体制とは文字通り、「その会社に関わる全ての役職員が自社のことを広報できる体制・組織」のことを指します。

私たちはセミナーや勉強会でもこの話をよくさせていただくのですが、その際のアンケートで必ずと言っていいほど「社員全員広報体制の話が参考になった」という感想を複数いただきます。

現代においては、「全社員広報体制」は非常に理にかなった考え方です。
インターネットやSNSが普及し、誰しもが発信できる時代だからこそ、その環境を大いに活用するべきです。

最近、広報や人事担当者がSNS(Instagram・Twitter・TikTok等)で発信を行っているのを見かけますが、担当者一人で行うより、社員全員で発信した方が、より多くの相手に情報を届けられますよね?また、同じ情報であっても複数の社員のあらゆる観点から発信するので、さまざまな人の共感を得られる可能性も高くなります。

また、マスメディアへの露出を狙っている場合にも有効です。
インターネットが普及する前、メディアの情報源はプレスリリースや持ち込み企画であり、これらを中心に取材や記事化をしていましたが、今は自分たちで情報収集する時代。

会社のブログで会社の取り組みを発信

その記事をTwitterで拡散

それを見てWEBメディアが取り上げる

それをまたTwitterで拡散し話題になる

それを見たテレビ関係者が番組で取り上げる

このような情報拡散のスパイラルを生み出すことができるのです。事実として、こういう事例はよく耳にしますし、私自身も経験があります。

「全社員広報体制」を掲げる企業例。推進のカギは?

この「全社員広報体制」を上手に行っているのが、経理の業務課題を解決するバクラクを提供するLayerXさん。

そもそもこの「全社員広報体制」を掲げている企業はどのくらいいるのだろう?と、Google先生に聞いてみたところ、検索上位に食い込んできたのがLayerXさんの全員広報に関する記事でした。
参考:)「全員広報」は個々の「誰かのため」から成る。

「どのように全社員広報の文化を浸透させたか」という話は生きた情報なので、とても参考になります。「全社員広報をやろう!」という始まりではなく、会社の行動指針をベースとした情報発信の文化がそもそも根付いていた(根付かせていたのかも?)という点は、本質的でとても理にかなっています。

「みんなで広報やるのが大事なんでやりましょう!」と、なんの脈絡もなく急に広報が言い出しても、社内は誰もついてきてくれません。それに、「全員広報をやる」という手法だけでは結果には結びつきません。大事なのはHowではなく、Why=何故やるのか、何のためにやるのか、だから。目的のないものに人はわざわざ時間を費やしてはくれません。

いかに巻き込んでいくかも全員広報においては重要だとLayerX石黒さんもおっしゃっていますが、「何のためにやるか」を明確化し、共有することが「全社員広報体制」推進のカギと言っても過言ではありません。

実はLayerXさんの採用広報は、以前から着目していて、広報活動で参考になる企業さんを聞かれると必ず名前を挙げています。

余談ですが、この記事を書く際にLayerXさんのHPを拝見したところ、2023年3月9日に「新卒採用選考にChatGPT・Notion AIの活用課題を必須化」というニュースが出ていて、旬なネタ(ちょうどニュースでChatGPTが話題になっていた時期)を、新卒採用が本格化するタイミングに差し込んできた!というのも、非常にお手本になる企業だなぁ、とさらに感心しました。

「全社員広報体制」は企業ブランディングになる。

最後に、「全社員広報体制」を今からはじめた方がいい理由をお伝えします。それは、実はまだこの体制が構築できている会社の事例が少ないからです。
「全社員広報」で検索してみてください。検索件数がそこまでヒットしないことがわかります。それだけ実現が難しいということでもありますが、チャンスでもあります。

全社員広報体制を確立し、しかもそれにより採用や営業にプラスの影響を与える実績が伴ったならば、「〇〇(これを読んでいるあなたの会社名をぜひ当てはめてみてください!)さんって、全員広報体制の第一人者なんですよね!」というブランディングも期待できます。

社員全員が自分たちの会社をPRしている、それはすなわち、社員みんなが自分たちの会社やサービス、文化、一緒に働く仲間に対して自信と誇りを持っているという証拠。このブランディングができれば、それこそ競合優位性となり、採用、営業、IRなどあらゆる事業活動がプラスに働きます。

大事なのはわかった。でも、どうやって進めればいいのか?
そんな声が聞こえて来るので、この続きは続編として別の記事で書きたいと思っています。

すぐにでも始めたいけれど、やり方がわからない、という場合は、下記よりお問い合わせください。15分の無料広報相談とともに、進め方をお伝えさせていただきます。

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https://pluscolor.co.jp/contact/

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