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広報コラム

個を尊重し掛け合わせることで、フルリモート&フリーランス集団は最強チームになる

2023.9.5

この広報コラムでは、プラスカラー取締役の斉藤が日々インプットした情報をご紹介するとともに、広報に難しさを感じている企業の経営者様や広報ご責任者様、現場で広報活動と対峙しながら次の一手を模索している広報ご担当者様に向けて、今までの広報経験をもとにした知識・ノウハウを共有していきます。 コラムをきっかけに気づきを得て、自考・自走していくための一助となれたら幸いです。

個が尊重される時代におけるチーム作りって?

働き方の多様化、副業の解禁、コロナ流行によるリモートワークの一般化など、ここ数年で働き方や働くことへの価値観が変わりました。定年まで勤め上げる終身雇用の概念、1社のみに所属し、固定の場所で週5日、1日8時間働くといった旧来型の働き方や組織が当たり前ではない時代に突入しています。

プラスカラーはこれからの時代を先読みし、2019年から正社員を雇用していません。現在、メンバーは全員フリーランスで構成され、個を尊重した組織づくりを行っています。

代表の佐久間は2021年夏から拠点を変えてヨーロッパに移住。気づいたら関わるメンバーも東京以外が90%と、2023年からはオフィスを持たない完全リモート組織となりました。

この働き方や組織体制は、日本においてはまだ主流ではありませんが、いつかはこのワークスタイルや経営スタイルを目指す企業も増えるのではないかと時代を先読みし、そんな時代のロールモデルになるべく、組織チャレンジを続けています。

『所属』という意識を持ちづらいこの組織を、強固なチームにしていくためにはどうしたらいいのか?

代表の佐久間とよくディスカッションしていますが、その参考になりそうな動画だと感じたため、今回試聴することに決めました。

本日のインプット&アウトプットは、チームづくりについて。
書籍「THE CULTURE CODE ―カルチャーコード― 最強チームをつくる方法」を解説した中田敦彦さんのYouTube大学の動画を視聴し、Googleやピクサーなどの一流企業、アメリカの軍隊で何度も実験・実証されてきた、「人間集団のかくあるべき姿」を参考にした「最強のチームのつくり方」についてご紹介します。

今日のインプット

中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY
【最強チームのつくり方①】安心な環境づくりが最大限のパフォーマンスを生む

インプットした内容

【最強チームのつくり方】
1.最強チームづくりの条件
・最強チームをつくることは特別なことではない。普通の行動でつくれる。
・家族、友達、部活、会社など人間はチームと関わらずに生きていくことはできない。
・①個人能力、②戦略、③カリスマリーダーは不要。
・「安心な環境づくり」が全て!安心な環境づくりはシンプルだが容易ではない。→「私はここにいていいんだ」という状況

2.チームづくり妨害者の存在
①攻撃的な言葉遣いの人
・意見を言った時に、ネガティブな発言、反発するような発言
・チームに対して反抗的

②怠惰な言動をする人
・一生懸命頑張っている人のやる気を削ぐ

③愚痴と文句を言う人
・周りを暗くする人

・上記①〜③は全て同じくらいパフォーマンスを下げ、30-40%パフォーマンスを下げるため会議が進まなくなる
・安心な環境づくりのために、妨害者をメンバーに選んではいけない。
・メンバー選びは最も慎重にしなければいけない。もしいる場合はいかにスキル、実績があっても速やかに排除する必要がある。
・安心な環境こそ、最高のパフォーマンスを発揮するチームになる。
・チーム戦は、個々の能力が素晴らしくても相互作用がワークしないとうまくいかない。→チームは連携が大事

3.妨害者を無効化する中和行動
・妨害者の言動に対し、中和するようなさりげない言動(発言、態度、表情)をし、和ませる。
・中和する役割の人がいたらパフォーマンス低下は防げる→中和する存在になり、空気を和ませることができれば最強チームを作れる

4.チームの中を深めるための帰属意識
・帰属意識を高めるためには下記の3つが重要
 ①親密な交流
  ・ちょっとした雑談や無駄話が上手い人

 ②個人の尊重
  ・自分を見てくれているという感覚→名前を覚える、人となりを知る、誕生日を覚えている等
  ・一見合理的ではない行動だが、これをやったラグビーチームは一定の成果をあげている

 ③未来への約束
  ・これからもそのままでいてもいいよ、これからも大丈夫だよ、これからもあなたらしくしていれば大丈夫、と言い続ける→その人らしさが発揮され、そういう人が増えることでいろんな個性を持った人が増える
  ・「お前の代わりなんていくらでもいる」という発言は帰属意識を下げる、絶対言ってはいけない言葉。個人の尊重、未来への約束を潰している。
  ・最強メンバーはリーダーではなく、メンバー同士で作れる!

インプット情報からの学び:最強チームはコミュニケーションの工夫から生まれる

「何をするかより、誰とするか」
最近では、この考えを持って採用活動をする企業や就職活動をする人が増えていると聞きます。この動画の話も同じで、誰と一緒にチームを構成するかによって、そのチームが強くも弱くもなるということです。

今までは、こういう人が優秀である、これをしないとダメな人間。
という、世の中の大多数派こそが”正解。”という前提があった時代なので、その”正解”に共感できなかったり、順応できない人達にとっては、自分はは少数派でダメな人間・・・と自己を肯定するのが難しかったと思います。

しかし、昨今は個が多様化する時代。各々を最大限に活かし、その分野のリーダーになる多種多様な人材が求められています。人々を牽引していくリーダーだけがリーダーの形ではありません。

動画に出てきたような中和が得意な人は、中和をする上でのリーダーであり、相手のことをとことんまで突き詰めて寄り添う人は、寄り添いのリーダーになる。この考えを持ってすれば、どのような組織形態であったとしても尊重が生まれるし、尊重の先には回り回って責任にもつながる、そんなことを動画を視聴しながら考えていました。

プラスカラーでは現在、佐久間・斉藤の役員以外は全員フリーランス、業務委託として契約し、プロジェクトベースで業務を進めています。リアルで会える場がない分、毎日Slackで報連相を行い、定期的にZoomでMTGや面談をしながらコミュニケーションを図っています。

最近では、関わっているパートナーの皆さんにとってもプラスになる経験や環境を提供しようと、「知の共有会」という場を設けることにしました。まだ限定的なトライアルですが、メンバーが月に一度集まり、自分たちが最近行った業務や関わった仕事、はたまた私のようにインプットしたことをアウトプットし、自分の体験、経験、知見、考えとともに共有するという内容です。

フリーランスは固定の組織に属さない分、自分自身でスキルアップしたり、自分を高めていく必要があります。
しかし、自分が成長できているのか、アップデートできているのか。常に不安があります。それを確かめる場として、また、更なるアップデートの場として、この共有会を実施しています。

フリーランスという道を選んだ人材同士がコミュニケーションしたり、知を共有できたりする場は、安心できるサードプレイス的な場所になるのではないか。私はそう確信しています。

「知の共有会」をやってみた結果は、またどこかの機会でご紹介します。

<お知らせ>

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