COLUMN
これからは複業という働き方も視野に!「複業」「副業」の違いと働き方パターンを徹底解剖!
2023.7.17
2023年現在の日本ではコロナ禍をきっかけに、多様的な働き方が認められつつあります。その中でも副業を解禁する会社が増えたことにより、2022年には潜在副業人口が4,089万人に達することが分かりました。 日本の労働人口の59.6%が「副業をしてみたい」という願望があるようです。また、「複業」という働き方も注目されています。今回は、「副業」「複業」の違いと、働き方のパターンについて解説していきます。
目次
副業と複業の違いについて知っていますか?
副業とは、メインになる仕事(本業)を持ちながら空いた時間で別の仕事を行うことです。副業の目的は、「収入アップ」の場合が多く、本業で収入が上がる見込みがない際に、別の仕事をして収入を増やすことを目的に始める人が多いようです。
「複業」とは、本業が複数ある働き方です。本業とサブの仕事といった境界線を決めず、複数の仕事を同時に本業として取り組む働き方を指します。
複業の目的は、スキルアップや自由な働き方を選択したいなど「収入アップ」だけでなく、自己成長につなげるために行う目的で始める人も多いようです。
「ふくぎょう」と聞くと、「副業」をイメージする方が多いかと思いますが、複数の仕事を持つという働き方は、2018年の「働き方改革関連法」をきっかけに注目されるようになりました。
【働き方の例(複業)】
農業・漁業・観光業など、時期によって繁忙期と閑散期がある職種の方は、時間に余裕がある閑散期に在宅ワークや事務仕事など特定の時期のみ行ったりするそうです。
複業を推進している地方自治体や地域もあり、第一次産業がメインの地域では複業を行うことで、閑散期の雇用安定が目的で行われています。
複業の働き方パターンは多種多様!働き方パターンをご紹介
複業といっても、様々な働き方が存在します。今回は4つのパターンをご紹介していきます。
・フリーランス×フリーランス(個人事業主×個人事業主)
・会社員×フリーランス(個人事業主)
・フリーランス(個人事業主)×会社員(パート・アルバイト)
・会社員×会社員
詳しく見ていきましょう。
①フリーランス×フリーランス(個人事業主×個人事業主)
仕事例:フリーランスのライターが、個人でイラストを売る
②会社員×フリーランス(個人事業主)
仕事例:会社員で勤めながら、フリーランスでライター
※この場合は、「副業」が当てはまることがほとんどですが、本業より収入が多い場合は、複業も当てはまる
③フリーランス(個人事業主)×会社員(パート・アルバイト)
仕事例:メイン業務はライターで、週に1~2日パート・アルバイトで受付業務
④会社員×会社員
仕事例:会社に勤めながら会社を設立。または複数の会社に勤める。
※両方とも会社員として働くため、時間調節が難しい
複業をするメリットは収入だけではない!
複業という働き方は、時間のコントロールや各プロジェクトの管理を全て並行して行わなければならないので、決して簡単ではありませんが、その分メリットも多数あります。
たとえば・・・
・人脈が増える、肩書が増える→何かのきっかけで仕事に繋がる可能性も広がります。
・幸福度が上がる→2つ目の仕事は、空いた時間に自分でやりたいと思った職業が当てはまるため、世間の目とは関係なく自分で選んだ職業のため幸福度が高くなる傾向があります。
・別の仕事をすることによりスキルや知識が増える→別の分野での知識が本業に役立つ場合があり、両方仕事を行うことで、新たなスキルが増えます。
・収入が増える
複業を始めるには、何から始めたらいい?
【複業を選ぶ際のポイント】
◆自分の好きなことや経験からやりたいことを探る!
学生の頃から好きだった趣味や部活などからヒントを得て、「自分が興味のある分野」を仕事にする
(例)
・イラストが好き→個人でイラストを売る
・学生の時にダンスを習っていた→誰でもできるダンスの振り付け講座を行う
・お菓子づくりが好き→お菓子作りの工程を動画に上げたり、レシピサイトに投稿する
◆興味のある職種の人との繋がりを作る!
今まで経験がなかった分野でも挑戦してみたら、意外とできることが分かったという人もいます。
ちょっとでも興味を持った分野なら、その職業に携わっている人から話を聞くだけでもイメージが広がります。
◆ハードルを上げず、初めはお試しから挑戦してみる!
どの分野でも、初めはうまく行きません。初めてみようという気持ちが大切なので、「お試し」からスタートしていきましょう。
どうやって複業を始めたら良いか分からない人向けにオススメサイト【複業クラウド】
引用:複業クラウド
複業クラウドとは、複業をしたい人と企業をつなぐマッチングサイトです。
20,000以上の求人の中から自分に合った仕事を探すことができます。職種は全80種類以上の中から選ぶことができるので、多種多様。
登録は約2分ででき、無料で利用できるので登録しておくだけでもおすすめします。
まとめ:多様な働き方「複業」も視野に入れて自分に合った働き方を
時代の変化に伴い、多様な働き方が認められるようになってきました。
今までは本業1本が主流でしたが、これからの時代は本業の他に仕事を持つ「副業」や、1つ1つの仕事の割合が同じくらいの複業も一般的になってくるでしょう。
副業、複業はそれぞれ別の仕事と調整しながら複数の仕事を行う働き方ですので、タスクを捌くスキルや、優先順位を見極める能力がより必要となります。
本業1本で働いていた時よりも高度なスキルが必要となりますが、1つの仕事だけでは得られなかった経験や知識が何倍にも増えるでしょう。
【ネクストステップの1ポイントアドバイス】
副業・複業を視野に入れた時、本業との両立がポイントとなるでしょう。
リモートワークなら比較的自分で時間や働く場所を調節しながら働ける仕事が多いため、副業・複業におすすめです。
アドレカレッジオンラインプログラムでは、広報・PRに特化したスキルを武器にしてリモートで働ける知識やノウハウを習得できます。
副業・複業を検討中の方は、時間や場所に捉われない働き方を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?