お仕事研究

決断する一歩が踏み出せない人におすすめの３STEP。決断力を高めて理想の人生を手に入れよう

2023.11.27

あなたの現在の人生の満足度は何%ですか？ 「残業や休日出勤が多い」「人間関係が上手くいかない」など不満や何かを変えるために一歩踏み出したいと思いながらも、決断する勇気がなく現状維持の状況にモヤモヤしている人もいるはず。 今回は、そんな決断する勇気が欲しい人のために、「決断の3STEP」を紹介します。

人生に迷いが生じてしまう理由とは

人生において迷いが生じてしまうのは、自分がどこへ向かっているのか意識できていないから。「なんのために頑張っているのか」がはっきりしていないためどうしていいかわからないのです。「迷っている」のは自分の中で、これでいいのか、何をするべきなのかという「違和感」がある状態です。

その違和感は自分の人生を選択するきっかけになるため、決して悪いものではありません。しかし、理想の人生を生きるためには決断しなければいけない時は何度か訪れます。
ただ、決断をするということは”何か”が変わることとなるため、自分の判断に自信が持てなかったり、考えの軸が定まっていなかったりという理由で決断することができないのがほとんどです。

この記事では、理想の人生を自ら選択していくための、決断の３STEPを紹介します。

決断の3STEPとは

決断の3STEPとは、迷いが生じた時に論理的に物事を整理していく手法です。
・STEP1：課題・問題を見つける
・STEP2：ロジックツリーをつくる
・STEP3：何をするべきなのか決断する

具体的な流れを見ていきましょう。

STEP1　課題・問題を見つける

このステップでは、ロジカルシンキングを使って「一番大事な問題」は何かを見つけます。ロジカルシンキングとは論理的に物事を考え、整理して伝えるスキルで、頭の中を整理することが一番の目的です。ロジカルシンキングには複数の方法があり、その中でも正しい課題・問題定義を設定するには2つの方法を使います。

【演繹法】
「AならばB」という事実と「BならばC」という事実から「AならばC」という結論を得る方法。
（例）「リンゴは果物である」「果物は木に生る」→「リンゴは木に生る」

【帰納法】
複数の事実から共通点を見つけ出し、統合して結論を導く方法。
（例）「テレビでタイ料理が特集されている」「タイ料理がTwitterのトレンドに入っている」「YouTuberがタイ料理を取り上げている」→「タイ料理が注目されている」
自分の考え方や置かれている環境に合わせて、この2つの方法を使い分けましょう。

STEP2　ロジックツリーをつくる

このステップでは、問題を解決するためにどのような選択肢があるのか方法を出していきます。
ロジックツリーとは、物事を整理するのに適した方法で、問題や課題を要素ごとに分解し、木が枝分かれするような階層構造で整理していきます。下の階層に進むごとに要素をより細かく具体的にすることによって「何が問題なのか」や「どんな方法（解決策）があるのか」がはっきりします。

STEP3　何をするべきなのか決断する

このステップでは、選択肢を絞る or 優先順位をつけます。ステップ2で出た選択肢を、結果が出るまでの時間（期間）、かかるコスト（時間、費用など）、どのくらいの成果が見込めるかなどを考えます。整理した情報をもとに、自分の考えの軸や環境に合った選択をしていきます。

決断の3STEPの活用例

Aさん：27歳、社会人5年目
今の働き方に不満がある。「自由」に働きたいと考えているが決断に踏み切れないでいる。自分の悩みについて考えながら、Aさんが一歩踏み出す決断を見てみましょう。

STEP1　課題・問題を見つける
なぜ今の職場を辞めたいのか。
→務めている会社は残業や休日出勤が多い。もっと収入を増やしたい。

STEP2　ロジックツリーをつくる
どんな選択肢があるのか考えます自分の悩みの原因とその解決策を書きだした結果、「転職する」「起業する」「昇給を目指す」などたくさんの案が出ました。

                           

STEP3　何をするべきなのか決める
Aさんはどんな「自由」を求めているのかを考えてみると、「家族との時間が欲しい」、「経済的な余裕が欲しい」という軸が見えてきました。STEP２で整理した情報と自分の軸を比べてみると、「転職する」のがベストな選択肢だとわかりました。

今回の活用例では、Aさんは「転職する」という決断をしました。何に悩んでいるのか、どんな選択肢があるのか、考えの軸によって答えは変わってきます。

決断をして、夢を叶えましょう

この3STEPは、「進学先はどこがいいのか」「どこに引っ越すか」といった大きな決断から、「夕飯を何にするか」「今日はどの服を着るか」といった小さな決断まで様々なことに応用できます。