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企業リサーチ

【AnyMind Group株式会社】を勝手に企業リサーチ★byプラスカラー

2021.5.8

デジタルマーケティングの分野で大活躍!「東洋経済のすごいベンチャー100」にも選出され、2万人以上のインフルエンサーネットワークでアジア11市場に展開中。成長のスピードがとにかく速い!止まらない!AnyMind Group株式会社さんとはどのような会社なのか?

リサーチ企業概要

AnyMind Group株式会社(TwitterFacebook)
・設立:2016年4月
・代表者:代表取締役CEO 十河 宏輔(そごう こうすけ)
・社員数:800名
・所在地:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー31F
・代表的なサービス:オールインワンプラットフォーム「AnyTag
・株式上場:未上場

経営者・創業者

<共同創業者/代表取締役CEO> 十河 宏輔
1987年生まれ。香川県出身。日本大学商学部卒業。大学時代よりインターネットベンチャーでインターンとして働く。2010年、株式会社マイクロアドに入社、営業として新規クライアント開拓、運用、売上拡大を一貫して担当。入社まもなく社内での単月個人粗利益史上最高額を更新。2011年に子会社株式会社マイクロアドプラス立ち上げに参画。ユニットリーダーに就任。設立初月黒字化に貢献。 2012年にマイクロアドのベトナム法人CEOに就任し、立ち上げ。2013年にマイクロアドのシンガポールにある東南アジア営業統括会社MicroAdSEAのCOOに就任。2014年にマイクロアドのフィリピン法人CEOに就任。2015年にマイクロアドのタイ法人CEO、マイクロアド本社の執行役員、取締役、マイクロアドのマレーシア法人のCEOに就任。2016年4月 AdAsia Holdings Pte. Ltd.を設立。2018年にAnyMind Groupとして組織再編。

<共同創業者/CCO> 小堤 音彦(こづつみ おとひこ)
AnyMind Group共同創業者兼CCO。経営戦略責任者として従事。デジタルマーケティング、アドテクノロジー、ビジネスディベロップメントの各領域をおよそ8年経験。Nobot Inc.ではスマートフォンのアドネットワークの開発を指揮し、日系モバイルカンパニーの東南アジア進出の事業に参画。ビジネス拡大と海外進出に取り組み、Mediba Inc.によるNobot Inc.のM&Aに携わる。

ミッション・ビジョン・バリュー

ミッション:Make every business borderless
バリュー:Be Open
     誰にでもオープンマインドであれ。フラットであれ。
     Be Bold
     いつでも”ビビらず”大胆に。リスクを恐れず挑戦し続ける。
     Move Faster
     常に速く。誰よりも先に行動する。
     Stay Updated
     常に情報を自分から獲りにいく。

     情報の質がその先の成果を決める。
     Achieve Together
     同じゴールに向かって共に走り、共に実現する。

組織体制

■COO Rohit Sharma
Times Internet社のオンライン広告部門のGM兼営業部長、Reliance Entertainmentst社のCEOを務めたのちにPOKKETを創業。デジタル広告業界において20年以上の経験を持つ。

■CFO 大川敬三(おおかわ けいぞう)
デロイトトーマツコンサルティングを経て、前職のモルガン・スタンレーでは投資銀行本部にてヴァイス・プレジデントとして従事。テクノロジー領域におけるM&Aや資金調達業務を数多く担当した。AnyMind Groupでは、CFOとして今後の資金調達やM&A、株式上場に向けた準備などをはじめとする財務戦略の一切を統括し、コーポレートガバナンスの強化を担う。

市場・マーケット

・インフルエンサーマーケティング市場
2018年度:219億円と推定
チャネル別内訳はYouTubeが39%、Instagramが27%。2023年には500億円を突破、2028年には933億円と予測。通信環境の進展やスマートフォンの普及とともに、ユーザーが気軽に情報発信を出来るようになっている。
デジタルインファクト調べ

・国内動画広告市場規模
2019年度:2,592億円(前年比141%)
2020年には3,289億円、2023年には5,065億円に達すると予測
動画広告市場の推移|株式会社サイバーエージェント

会社・サービスの特徴

ブランドの生産・EC構築・マーケティング・物流をワンストップで支援するプラットフォームを、世界13市場17拠点に提供するテクノロジーカンパニー。同社の代表的なサービスである「AnyTag」はアジア最大級のインフルエンサーマーケティングプラットフォームとして、SNS・インフルエンサーマーケティングにおけるソリューション提供を行う。クライアントのSNSアカウント連携することによって企業向けSNS運用管理ツールとしても利用可能。

ビジネスモデル

D2C(Direct to Customer)、Entertainment Teck、Marketing Tech、HR Techの4つの領域で、テクノロジーを用いたソリューションをグローバルに展開。

代表的な競合

Prodigee Media株式会社(WebTVAsia
アジアのミレニアル世代に圧倒的な影響力を持つインフルエンサーマーケティング。 

競合優位性

・2万人以上アジア11都市に展開というアジア最大規模のネットワークでクライアントの要望に最適な媒体・人選・企画を提案できる。
・成功報酬型のサービスも提供し、単価や予算もクライアントの任意で決められる。
・関連会社「AdAsia」と連携することで、マーケティング戦略の策定から広告制作・配信まで、包括的な広告施策が提案可能。

採用関連

プロダクトおよびエンジニア、広告主向け部門、媒体社向け部門、CastingAsiaのセールスおよびクライアントサービス、インフルエンサーマーケティング・ストラテジスト、財務、人事、戦略企画

出資・株主

<資金調達>
2017年4月 JAFCO Investment (Asia Pacific) Ltd. が運営する投資ファン
      ドを引受先とする約13.6億円の第三者割当増資による資金調達
      を実施。
    同年9月 シリーズAラウンドの追加割当増資およびクロージングを実施。
2018年10月 AnyMind Group(エニーマインドグループ)、LINE株式会
      社、未来創生ファンドからシリーズBラウンド資金調達を実施。
2019年5月 AnyMind Group、シリーズBラウンドを完了。 約9億円の増資
      を実施。

2020年5月 AnyMind Groupとエドワード加藤オリジナルブランド”LÝFT”
      が資本業務提携。D2Cなど新領域ビジネスのグローバル展開
      に向け約29億円の資金調達を実施。

勝手にキャッチコピー

D2Cブランドを全力支援

D2CとはDirect to Consumerの略で、自ら企画、生産した商品を広告代理店や小売店を挟まず、消費者とダイレクトに取引する販売方法。SNSやECサイト、直営店舗で消費者とコミュニケーションをとり、商品を販売する企業をインフルエンサーマーケティングで支援。

勝手にペルソナ

香川県在住・26歳・エンジニア・ハイナンチキンライスが好き

大学ではアジア経済を学んで、よく海外旅行でアジアを訪れていた。特にシンガポールで食べたハイナンチキンライスの味は今でも忘れられない。当時、そこで急成長を遂げていた日本企業があったことを思い出していた。俺もアジアから世界を変えるチャレンジをいつかしたい!!

 AnyMind Group株式会社を勝手に広報!

 AnyMind Group株式会社を、広報のプロであるプラスカラーの経営陣が勝手に広報しました!紹介動画は「勝手に広報チャンネル」からご覧ください

SNSの拡大により、インフルエンサーマーケティングが活発になってきた中で日本ではなくアジアというカテゴリでインフルエンサーマーケティングプラットフォームを提供することで、国を超えたプロモーションが従来よりさらに簡単になってきている。

勝手に広報ポイント①
攻めとスピードを武器に勢いが止まらない若手経営陣たち。

若手の経営陣の攻めとスピードがポイント。現在、世界13の国と地域で17つの拠点を設け、2017年時点で90名だった従業員は現在800名を超えている。売上額は創業年の2016年には約14億円、2017年には倍の28億円。広告事業における広告主のアカウント数はグローバルで1,800社超、メディア向けプラットフォームは1,200社に提供、インフルエンサープラットフォームに登録しているインフルエンサーは16万人強にも及ぶ。資金調達も2017年に約13.6億円、2018年に約15億円、2019年に約9億円、2020年には約29億円の大型資金調達を実施。その使い先としては主にM&Aで、創業4年ですでに5社実施している。

勝手に広報ポイント②
デジタルマーケティングの領域でポートフォリオを組んだビジネス展開。

創業当初はオンライン広告などデジタル領域からスタートし、インフルエンサーマーケティング、HRTech事業と順番に展開。世界的にSNSを活用したインフルエンサーマーケティングなども盛り上がる中で、同社もここに着目し展開している。伸びる市場をおさえ、自らサービスやプロダクトを開発、ないものはM&Aで調達と事業を伸ばすセオリーに則って経営。インフルエンサーマーケティング事業では、アジア全域を網羅するCastingAsiaをM&Aし、広告主・クライアントやクリエイター双方に向けたプラットフォームを保有。2万人以上のインフルエンサーネットワークでアジア11市場に展開。こうした技術者リソースを活用しHRTechに事業展開するなど、ポートフォリオの組み方や事業の伸ばし方が見事だ。

勝手に広報ポイント③
アジアを超えたグローバル展開をみせる成長戦略。

GAFAやアリババなどのグローバル企業がアジアのリージョナルのヘッドクォーターを置く都市としてシンガポールが多く、地理的な面、税制的な面、情報・キーパーソンが集まりやすいという特徴から、シンガポールに本社を置いてスタート。創業4年で総額約66億円の資金調達も実施。現状、マーケティング及びエンターテインメント領域を軸とした展開サービスは東南アジアを中心に11市場13拠点に急拡大、20カ国400名以上の従業員が働いている。東南アジア市場を選んだタイミングと、製品や人材のバランスが同社の成長に強く影響を及ぼしている。

勝手に広報チャンネルとは

株式会社プラスカラーが企画するYouTubeの動画コンテンツ。
元広報・現役経営者である2人(代表取締役佐久間・取締役斉藤)が最近気になる会社を約30分でリサーチし、約10分で勝手に広報するというチャンネルです。立ち上げの経緯や企画趣旨の詳細はこちらの記事をご覧ください。