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企業リサーチ

【株式会社WACUL】を勝手に企業リサーチ★byプラスカラー

2021.5.20

スゴ歴メンバーがWEBを変える!AIを駆使したサイト分析を提供する株式会社WACUL さん。ビッグデータを自在に操る高学歴集団、あらゆる業界のノウハウを持つ敏腕達がAIによるWEBサイトの改善提案を提供!

リサーチ企業概要

株式会社WACUL(ワカル)(TwitterFacebook)
・設立:2010年9月27日
・代表者:代表取締役CEO 大淵 亮平(おおぶちりょうへい)
・社員数:74人(2020年2月時点)
・所在地:東京都千代田区神田小川町3-26-8 神田小川町三丁目ビル2F
・代表的なサービス:WEBサイト分析・改善提案自動化ツール
          「AIアナリスト」
・株式上場:東京証券取引所 マザーズ市場上場(証券コード:4173)
      *2021年2月19日上場

経営者・創業者

<共同創業者/代表取締役CEO> 大淵 亮平
1987年生まれ。京都大学経済学部を卒業後、ボストン・コンサルティング・グループ株式会社に入社。テクノロジー・メディア・テレコムセクターで新規事業の開発や経営戦略の策定に従事。2010年に株式会社WACULを共同創業者として設立し、2011年9月に取締役COOに就任。営業・開発など事業面から財務・人事など管理面まで幅広く管掌。その後、2017年12月に代表取締役CEOに就任。企業のデータドリブン経営、デジタルトランスフォーメーション推進に取り組む。

<共同創業者/現Sansan株式会社CPO> 大津 裕史(おおつ ひろふみ)
1984年生まれ。京都大学卒業後、株式会社ビービットに入社。デジタル領域を中心に100社以上のコンサルティングを手がける。2010年に株式会社WACULを設立し、代表取締役に就任。デジタル領域でのコンサルティング経験をもとに、人工知能の研究開発を推進し、2015年5月よりWebサイトの分析から改善提案まで行う人工知能「AIアナリスト」を提供。2018年6月より現職。

ミッション・ビジョン・バリュー

ミッション:知を創集し道具にする
世の中に散らばっている、様々な知見やノウハウを蓄積し、新たに知を創ることで、誰でも簡単に使える道具へと変え、顧客に届けることで顧客ビジネスの生産性向上および収益成長に貢献すること。
ビジョン:テクノロジーでビジネスの相棒を一人一人に
優れたテクノロジーによる整理・分析だけでなく、課題特定・解決まで行うことで、圧倒的な知ですべての人々のビジネスを加速する相棒として、世界最高の課題解決会社になること。
バリュー:Be A Rocket Scientist
    (とても複雑で、かつ高度な知識が必要であること)
一人一人がスピード感を持ちながらチームで仕事をすすめ、創造性と革新性を備えながら難しいお題に立ち向かい、研究し解決する存在になること。

組織体制

■取締役CIO 垣内 勇威(かきうち ゆうい)
東京大学卒。株式会社ビービットから、2013年に株式会社WACUL入社。改善提案から効果検証までマーケターのPDCAをサポートするツール「AIアナリスト」の立ち上げ。2019年に産学連携型の研究所「WACUL Technology & Merketing Lab.」を立ち上げ、所長に就任。現在、 研究所所長および取締役CIO(Cheif Incubation Officer)として、インキュベーション本部を管掌。新規事業や新機能の企画・開発および大企業とのPoCなど長期目線での事業開発の責任者を務める。

■取締役CFO 竹本 祐也(たけもと ゆうや)
京都大学経済学部を卒業後、2008年4月にゴールドマン・サックス証券株式会社に入社。鉄鋼業界担当の株式アナリストとして企業の財務分析、業界分析、経営者インタビューなどをもとにした株式の投資価値の分析・評価を行う。2013年7月にA.T.カーニー株式会社へ。マネージャーとして、通信・メディア・テクノロジー業界を中心に、グローバル企業の長期経営戦略および事業戦略の策定、X-Tech領域での新規事業立案など、数多くの戦略立案プロジェクトを手掛けてきた。2018年7月、株式会社WACUL入社、取締役CFOに就任。コーポレート本部長。

■取締役COO 井口 善文(いぐち よしふみ)
慶應義塾大学卒業。新卒で入社したソニー株式会社では、連結決算業務、管理会計業務などに従事。2006年1月に株式会社リクルートに入社。事業戦略策定、新商品開発及び新規事業開発を行う。2012年4月から、株式会社経営共創基盤にて、様々な領域・規模の企業に対しハンズオン型コンサルティングを実施。2015年11月からコンテンツマーケティングとメディアの2事業を展開する株式会社ウィルゲートにて取締役CFO兼CSOとして、同社の事業拡大を牽引。2019年1月、株式会社WACUL入社、取締役COOに就任。ビジネス本部を管掌し、既存プロダクトの成長を担う。

■取締役 常勤監査等委員 吉村 貞彦(よしむら さだひこ)
1947年生まれ。70年南山大学経済学部経済学科卒。72年同大大学院経済学科研究科修士課程修了。監査法人太田哲三事務所(現EY新日本有限責任監査法人)入所。同法人副理事長、青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科特任教授、ジャフコ取締役(常勤監査等委員)などを経て、2019年6月よりミンカブ・ジ・インフォノイド取締役(非常勤監査等委員)。2019年11月にWACUL取締役(常勤監査等委員)就任

■取締役 監査等委員(非常勤) 梅本 大祐(うめもと だいすけ)
1979年生まれ。英国レスター大学大学院法学修士課程修了。2002年、日本ヒューレット・パッカード株式会社に入社し、エンジニアとして勤務。一橋大学法科大学院を経て、2009年に弁護士登録、ブレークモア法律事務所に入所。2017年、総務省総合通信基盤局に出向し、2019年に同事務所にパートナーとして復帰。IT関連事業を含めた企業法務全般に関する豊富な知見に加え、スタートアップ企業での役員就任経験も有する。2019年5月より、WACUL取締役(非常勤監査等委員)に就任。

■取締役 監査等委員(非常勤) 井出 彰(いで あきら)
1987年生まれ。慶應義塾大学卒業後、有限責任あずさ監査法人入所。2013年にフロンティア・マネジメント株式会社に入社し、企業再生等の経営コンサルティング業務、M&Aの財務DD等に従事。2015年より、株式会社うるるにて、上場準備全般・経理・財務・IR・経営企画等に従事。2018年井出公認会計士事務所開業。スタートアップアドバイザーとして、数多くのスタートアップの経営・管理体制構築に関わる。2019年11月にWACUL取締役(非常勤監査等委員)に就任。

社員数約70名(2020年2月現在)の組織 
 ( マーケティングプランチーム、セールス&事業開発チーム、カスタマーサクセスチーム、開発 / デザインチーム、新規事業チーム、 コーポレートチーム) 

市場・マーケット

・国内DX市場規模
2019年度:7,912億円
2023年までの間に1兆7,848億円まで拡大し、その年間成長率は+22.6%という成長率が見込まれている。さらに、2030年度には3兆425億円に達する見込み。人手不足やデジタル化の遅れなどに伴って非効率なビジネスプロセスが残っている業界も多く、今後業務変革のための投資が増加していく。
富士キメラ総研

・国内AI市場規模
2019年度:818億円(前年比成長率+56.0%)
2024年まで年間成長率が+33.4%で推移し、2024年には3,459億円になると予想。「特別な知識・スキルが求められない職業」や「データの分析や秩序的・体系的操作が求められる職業」がAIなどのコンピューター技術に置き換わる可能性が高く、今後AI市場の伸びに期待。
IDC japan株式会社

会社・サービスの特徴

データの蓄積と分析をコアに、リカーリングモデ ル(継続課金型)でのソリューション提供を主体とするプロダクト事業とDXコンサルティングを主体とするインキュベーション事業の 2 つの事業を展開し「デジタル経営・顧客獲得の最大化」を 支援する、マーケティングDXカンパニー。主力サービスとして提供されている人工知能「AIアナリスト」はコンサルティングを通して得たデジタルマーケティングの知見やノウハウをAI化して開発されたもの。Googleアナリティクス等の行動データを元に、自動でわかりやすいデジタルマーケティングの改善案を届ける便利なサービスとして利用されている。課題発見から改善提案まで自動ででき、アクセス解析ツールと連携し、データを自動で分析してくれる。その他、AIアナリストから派生したサービスも提供している。

ビジネスモデル

・ビッグデータ”と”AI”を活用した”自動ツール”を、月額課金型の”SaaS”としてBtoBで提供。サイトの規模により料金が異なるため定価はなし。基本的な機能を無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金するフリーミアムモデルで提供することにより、ユーザーに対し無料で基本機能を開放するかわりに、そのユーザーのデータを獲得している。
・「AIアナリスト」を活用することで、元々数百万円で提供していたコンサルティングサービスを現在では月数万円から提供している。

代表的な競合

・HubSpot Japan株式会社(HubSpot
マーケティングによって得られるセールスデータを全て1か所に集約し、どのような手法が有効であり、明確な効果を期待できるのかコンピュータが素早い判断を下すことで改善点を明らかにしてくれる。独自のシステムによってデータを分析
・株式会社プレイド(KARTE
インターネットで欠如しているユーザデータを蓄積するミドルウェアとなり、人の価値を最大化するためのサービスを提供。サイトやアプリの訪問者の行動や感情をリアルタイムに解析し、一人ひとりに合わせた体験の提供を可能にするCX(カスタマーエクスペリエンス)プラットフォームが主力。CXとは顧客体験価値のこと。
・グーグル合同会社(Googleアナリティクス
Googleが無料で提供するWEBページのアクセス解析ツールで世界でNo1のシェアを誇る。AIアナリストはGoogleアナリティクスとの連携が必須のため、厳密には競合ではない。

競合優位性

・Googleアナリティクスを連携するだけで、AIがWebサイトのデータを集計し、改善提案を行ってくれる
・レポートだけでなく、質の高い改善の提案までのサービスを低価格で気軽に受けることができるため、中小企業から大企業まで幅広くカバーしているところが強み。
・サイトアクセス解析に関する知識や経験が少ない初心者でも利用できること。
・研究開発事業とプロダクト事業の相互連携により、持続的・構造的に サービス強化が可能な仕組みを構築。
・仕組みを支える独自データと技術を保有し、高い事業発展性と 参入障壁を実現。

採用関連

<新卒採用>
ビジネス職

<中途採用>
人事、フィールドセール、コンサルタント、Golang/Python(バックエンドエンジニア)、Angular/TypeScript(フロントエンドエンジニア)

出資・株主

<主要株主>
ジャコフグループ、マイナビ、リコー、電通イノベーションパートナーズ

<資金調達>
2015年4月 大津裕史氏より400万円の資金調達を実施。
2015年6月 ジャコフグループより3億600万円の資金調達を実施。
2015年9月 ジャコフグループより3億円の資金調達を実施。
2017年1月 ジャフコグループ、電通イノベーションパートナーズより5,000
      万円の資金調達を実施。
2018年11月 リコー、TIS、みずほキャピタル、みずほ銀行、マイナビ、
      東京スター銀行より4億6,920万円の資金調達を実施。

5回の資金調達で累計約11億2300万円。
2021年2月 上場により約7.2億円の資金調達を実施。

勝手にキャッチコピー

初心者でもデジタルマーケティングが「ワカル」

コンサルティングを通して得たデジタルマーケティングの知見やノウハウをAI化されて開発されたサービスで、Googleアナリティクス等の行動データを元に、自動でわかりやすいデジタルマーケティングの改善案を届けてくれるので、初心者でも分かりやすい。

勝手にペルソナ

京都府在住・38歳・経営者・最近パソコンを勉強中

最近自社のホームページも作ってもらい、ネットでの展開を模索中。地元の社長仲間からGoogleアナリティクスというツールを教えてもらい、いろいろ自社サイトを分析してみるもののどう改善していいか分からない。新たにこの分野に詳しい社員を雇わないといけないかな?

株式会社WACULを勝手に広報!

株式会社WACULを、広報のプロであるプラスカラーの経営陣が勝手に広報しました!紹介動画は「勝手に広報チャンネル」からご覧ください

・国内のDX市場、AI市場ともに前年比成長率が高く、今後の市場の成長も同社にとって追い風。
・社内研究所を立ち上げ、AIやマーケ ティングを専門とする大学教授などを顧問に迎えることにより、先端テクノロジーの導入と知見の磨き上げが可能となり、新規ソリューションの開発、機能強化の体制がしっかりしている。
・上場することで調達できる資金により、さらなる優秀な人材確保や業務強化が期待。

勝手に広報ポイント①
専門家による顧問、そして優秀な人材。ヒューマンリソースから生まれるさらなる価値創造企業。

京都大学出身の二人の創業者をはじめ、東大、慶応出身者も多い高学歴の経営陣に加えて、ゴールドマン・サックス証券、ボストン・コンサルティング・グループ、チームラボ、NTTドコモリクルート、A.T. カーニー、インテリジェンス、三菱UFJモルガン・スタンレー証券など、広告代理店出身者や起業経験者など幅広い経験を持つ中途入社のメンバーが集まった会社のために、スピーディーに様々な事業が展開されている。社内研究所では外部の専門家を顧問として迎え、そこで生み出される先端テクノロジーや知見が事業に還元されている。今回の上場で調達した資金による人員の強化で、さらなる優秀な人材の確保を見込むことができるために、今後の新規ソリューションの開発や機能強化が楽しみ。

勝手に広報ポイント②
誰もが利用しやすい仕様。中小から大企業まで幅広くサポートするAIサービス。

Googleアナリティクスを連携しているサイトさえあれば、サイト分析の経験や知識がない人でも、簡単にサイト分析してくれるうえに、高度な改善の提案もしてくれるのが主力商品である「AIアナリスト」の強いところ。無料プランもあり「AIによる提案一覧」と「レポート画面」の2つは確認可能。なぜその提案になったかの根拠データの確認は有料だが、低価格からでも利用できるうえにジャンルも問わないため、大企業だけでなく、中小企業でも気軽にサービスを受けることができるのがポイント。

勝手に広報ポイント③
成長を続ける国内DXとAIシステム市場。スケールメリットで拡大する事業展開。

同社が身を置く国内DX市場は年間成長率+22.6%で、人手不足やデジタル化の遅れなどに伴って非効率なビジネスプロセスが残っている業界も多く、今後業務変革のための投資が増加していく業界。さらに、主力商品である「AIアナリスト」が所属するAIシステム市場は年間成長率+56%と、あらゆる職業がコンピューター技術に置き換わる可能性が高いこともあり大きな成長を見せている。行動解析データの蓄積と独自のPDCAデー タを他社に先駆けて保有することで得られているビックデータにより、市場成長の追い風に乗ってスケールを活かしたさらなる飛躍が期待できる。

勝手に広報チャンネルとは

株式会社プラスカラーが企画するYouTubeの動画コンテンツ。
元広報・現役経営者である2人(代表取締役佐久間・取締役斉藤)が最近気になる会社を約30分でリサーチし、約10分で勝手に広報するというチャンネルです。立ち上げの経緯や企画趣旨の詳細はこちらの記事をご覧ください。