COLUMN
そもそも広報って何?PRとの違いは?【ベテラン広報に聞いてみた!】
2022.1.12
広報担当者にとって馴染みのある「広報」と「PR」という言葉。その違いを説明することはできますか?この記事では、広報とPRの違いに加えて、広報活動をする上で欠かせない「広聴」についてもご説明します。
目次
「ベテラン広報に聞いてみた!」とは?
「ベテラン広報に聞いてみた!」は、これから広報に携わる方や新米広報さんに向けて、株式会社プラスカラーで働くベテラン広報のノウハウを発信する記事です。広報あるあるや広報についてのよくある質問をテーマに、同社のインターン生である吉﨑がお届けしていきます。
「広報」と「PR」の違い、知っていますか?
まず、「広報」という言葉からそのお仕事内容を想像してみてください。プレスリリースを書いたり、SNSで自社商品の宣伝をしたり…。「広く報じる」ために、どの媒体で、どのような内容を、どのような構成で届けるかを考え、実行していくのが広報のお仕事になります。一言で言うとするならば、情報発信。おそらく、みなさんの頭の中に浮かんだイメージとさほど変わらなかったのではないかと思います。
では、「PR」はいかがでしょうか?もしかしたら「広報とPRって同じじゃないの?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。PRは「Public Relations」の略で、そのお仕事とは企業とステークホルダー(企業と関わりがあるすべての人のこと)との”つながり”を作ること、つまりステークホルダーとの関係を構築することです。この関係構築において、企業とステークホルダーの双方向のコミュニケーションは欠かせません。広報担当者は、PR(関係構築)するための手段のひとつとして、広報(情報発信)を行っているのです。
広報担当者は「広報」と「PR」の両方を行いますが、実はもうひとつ、とても大切な役割があります。
広報担当者の大切な役割、「広聴」って?
「広報」が”情報を発信する”ことであるのに対して、「広聴」は簡単に言うと”情報を集める”ことである言えるでしょう。
広聴はステークホルダーがどのような情報を求めているかを探るところからはじまります。そこから、他の企業が世間に向けてどのような発信をしているのかを研究し、市場の状況を把握します。「今のニーズは○○だ!」ということがわかったら、次に目を向けるのは社内。現場の社員とコミュニケーションを取りながら、自社製品やサービスについての理解を深め、広報担当者として発信する”ネタ”を集めます。
広報担当者と聞くと、「社外に向けて情報発信をしている人」というイメージが真っ先に浮かびますが、その裏側にあるこの広聴がなければ「広報」をすることはできません。広報は、広聴によって得た情報をもとに行うものなのです。広報担当者には”広報”という名前がついていますが、「広報」に加えて「PR」を行っており、その上で「広聴」がとても重要であることをぜひ覚えておいていただけると嬉しいです。
今回は、広報とPRの違いから広報担当者のお仕事内容についてざっくりとお話ししました。広聴(情報収集)・広報(情報発信)・PR(関係構築)とだけ聞くととてもシンプルですが、こうした業務を0から身につけるにはかなりの時間が掛かります。そこで、外部の力を借りるのも1つの手ではないでしょうか。
プラスカラーでは、これから広報をはじめる方、さらにスキルアップしたい方向けに、新しく「広報ビギナープログラム」の提供を開始しました。広報業務に関する基本知識だけでなく、実体験を通じたアウトプットまで行うことで、より実践的な力が身につきます。また、他社の広報担当やベテランとの交流会も。情報交換や相談ができる絶好の機会です。ご興味ありましたら、ぜひ検討してみてくださいね。
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