COLUMN
【実践】広報のプロが教える『“私”を売るストーリーテリング研修』やってみた
2023.8.4
プロの広報が得意とする“伝える技術”。
それは、物が売れない今の時代に、もっとも人の心に直接訴えかけ、見込み客(企業)の「欲しい!」を引き出す重要なテクニックとして注目されています。
そこで広報歴20年、プロの広報を抱えるアドレカレッジでは、営業・販売職向けの新プログラム「私を売るストーリーテリング研修」を開始することにいたしました。
今回は、そのストーリーテリング研修でご紹介するワークショップをプラスカラーの広報コラムを担当するライターが実践!その内容の一部をご紹介します。
目次
令和時代における顧客開拓の新手法・ストーリーテリング研修とは
「私を売るストーリーテリング研修」とは一言でいうと自分の魅力を最大限に発信し見込み客に自社の商品・サービスに興味を持ってもらうインフルエンサー的営業戦略を学ぶ研修です。
自社の商品・サービスを売るのになぜ自分の魅力を発信する必要があるのか。
それは、商品やモノが溢れている昨今の時代。
消費者側が“モノそのもの”の魅力だけでは購買を決定しづらい傾向にあるからです。
何を買うかよりも、誰から買うか。
似たような商品・サービスはこの世の中にたくさん溢れている。
「どこで何を買っても同じだけど、私はあなただからこの商品・サービスを買いたい」そう思われてこそモノは売れていきます。
そうです。
最後には人の魅力が購買決定を左右する時代となっているのです。
売り手に興味が持てなければ買い手はその人の売る商品・サービスに興味を持てるはずがありません。
私たちは、売り手自身が自分の魅力を再発見し自社の商品・サービスに結びつけてメッセージを発信できるようになる「私を売るストーリーテリング研修」を開発しました。
令和時代における顧客開拓の新手法として、さまざまな企業様にご活用いただきたいと思っています。
プラスカラーのライターが実践してみた!
本研修は主に営業職や販売職の方向けのプログラムですが本質的には“自分を識る”ためのワークとなっています。
なので、上述した職業の方以外もこのワークを行なうことで自身の魅力を再発見することができます。
ということで、実際にアドレカレッジの広報コラムを担当しているライターの角がストーリーテリング研修で使用されワークシートを使用してどんな記事が書けるのかを体験してみました。
ワークは3つのシートがあり一つずつ埋めていくことで自身の魅力と伝えたい内容が織り込まれたストーリーテリング記事が完成します。
TM設計シートで、記事の構成を考える
本プログラムの目的は「オリジナル記事を完成させること」です。
そのため、まず自分の棚卸しをする前に記事の大枠を決めるのがTM設計シート。
TM設計シートとはターゲット・メッセージの設計を行なうシートです。
読む人にどんな感情を抱いて欲しいか。
何を目的に、どんな記事を発信したいのか。
そして記事を読んだ方にどんな行動変容を起こして欲しいのかをはじめに設定しておくと、記事を書いている途中に何が言いたかったのかわからなくなって迷走してしまうという現象を防ぎます。
私の場合は、アドレカレッジの広報コラムライターとして、私の記事を読んでアドレカレッジに興味を持ってくださる方を増やすのが記事の目的です。
アドレカレッジを運営するプラスカラーという会社はどういう社風で私がなぜ、プラスカラーの一員となったのかといった経緯を含めて私およびアドレカレッジの魅力を発信する記事を作ります。
棚卸しワークシートで自分を再発見
棚卸しワークシートは40項目の質問に沿って自身の特徴やPRポイント、過去の経験、今働いている会社との繋がりなど自分に関わるあらゆる情報を書きまとめていきます。
このワークは実際に記事を書く時に内容により厚みを持たせるためのエピソード集と捉えると非常に書きやすかったです。
記事設計シートを埋めると記事が完成!
TM設計シートと棚卸しワークシートが完成したらいざ記事作成です。
こちらの記事設計シートは、各項目に起承転結があるため内容を埋めていくと記事が完成します。
今回私が作成する記事は「アドレカレッジに興味を持ってくれる人を増やすこと」
広報とは全くの畑違いだったファッションライターの私がなぜ広報を始めたのか。
という自身の出自とエピソードを踏まえてアドレカレッジの運営会社プラスカラーにはどんな人がいるのか。
そして多様な働き方を実現するプラスカラーの在り方を自身の価値観と結びつけて記事を展開しました。
職業柄、文章を書くことには慣れていますが棚卸しワークシートでは自身の深掘りに時間を要したので記事を完成するまでに2時間ほどかかりました。
どんな人に向いている?
実際やってみた感想は自身と会社の結びつきを意識できるワークだと感じました。
筆者はアドレカレッジの広報ライターであるいっぽう、フリーのWEBライターとして活動をしています。
そのため、企業と私を結びつけるエピソードを展開すること自体が非常に珍しく、新鮮なワークとなりました。
もちろん正社員として働いている方々にとっても普段から自分と会社の結びつきを強く意識している方も少ないのではないでしょうか。
とくに
・新たな顧客開拓の手法を知りたい
・自分の個性を営業や販促活動に繋げたい
・自身のキャラクター性で見込み客をファン化させたい
このような悩み、願望を抱いている社員にとっては本プログラムのワークを行ない記事を書き続けることで自身のキャラクター性に合わせた新たな販促活動方法を把握し適切な発信力を高めていくことができるのではないでしょうか。
最後に
何を買うかではなく、誰から買うかが大事。
そうは言うものの、見込み客に選ばれるというのはそう簡単なことではありません。
クライアントや見込み客との地道な関係構築に加えなぜ私はこの仕事をしているのかという本質に立ち返り、より深いメッセージを発信できる。
そのような人材を育成することがモノが売れないと言われる時代を生き抜いていく秘訣ではないでしょうか。
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