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困った!広報するものがない…そんな時に広報ができることって?【ベテラン広報に聞いてみた】

2023.9.20

広報担当者になって「広報のネタ探し」に頭を悩ませること、一度や二度、ありませんか?新商品の発表や公開報告、イベント告知など、発表するネタがある場合は、そこに注力をして発信していけば良いですが、会社として動きがない場合の定期配信ネタに困った!という声をよく聞きます。 今回は広報するネタがない時期に広報ができることを3つピックアップして解説します。

ネタがないときに何を広報する?

広報には大きく、社内向け広報と社外向け広報の2種類がありますが、今回はどちらのパターンでも応用できるネタを3つピックアップしました。 

1.社長や開発者をPRする
創業者が会社を立ち上げるきっかけになったストーリーや、開発者が商品を開発&販売するまでに苦労した話などをPRしてみましょう。人は、その人物がどのような想いで商品やサービスを創り上げてきたかに心を動かされます。社外向けの発信の場合は、商品に作り手の想いが加わることによって、価値が上がっていきます。
社内向け発信の場合は、インナーブランディングの一環として帰属意識を高める効果が生まれるでしょう。

2.サービスや商品の事業状況お知らせ
商品やサービスがどのくらい売り上げがあったのか、経過報告を発信してみましょう。
社外向けに発信する場合は、「○%アップ」「○個」完売など、具体的な数字を出すことで信用度が高まり、他社からのアプローチのきっかけになります(未上場企業の場合、経営成績の開示義務はありませんし、上場企業の場合も適時開示の原則など開示できる情報に制約があるため、事業の状況をPRする際は細心の注意を払いましょう)。
社内発信の場合は、事業の好調さが社内意欲を高める効果が考えられます。

3.社会貢献や地域活動
社会貢献活動や地域・地方とのコラボレーションなどを発信していくのも効果的です。
地域協力を行う企業というイメージ作りができます。また、SDGsや環境保護活動を推進している企業と発信することで、メディアに取り上げられる機会が舞い込んでくることも。今まで接点がなかった企業様の目に止まる可能性や、浸透していなかった顧客層にも届く可能性が広がります。

ネタ切れを防ぐために広報ネタを探すコツとは?

広報は継続的に発信し続けることが重要です。そのため、アンテナを張って広報ネタになる情報を常にキャッチしていく必要があります。ここでは、広報ネタを探すコツを5つご紹介しましょう。

①社内から情報を吸い上げる

まずは、現場の社員にネタになる情報はないか?聞きまわってみましょう。
直接お客様と関わる現場はネタの宝庫です。情報が眠っている可能性があります。情報が自然と広報に上がってくるように体制を作りながら、現場での聞き取り調査をしていくと良いでしょう。
社内で情報共有がされない…こんなときどうする?【ベテラン広報に聞いてみた!】では、社内における情報共有体制や広報への協力体制を築くための方法を詳しくご紹介しています。

②メディアのトレンドをチェックする

新聞やテレビ、雑誌、広告など様々な媒体からトレンドをチェックしてみましょう。今まで同じ視点でネタ探しをしていたという方は、別の視点から見ることにより、思わぬネタが落ちている可能性があるからです。
今後注目される最先端技術やプログラム、サービスなどを応用すると自社の商品やサービスに活用できる可能性もあるので、メディアとの相性をみてトレンドをチェックしていきましょう。多忙な広報さんの強い味方、Googleアラートを活用しながら情報収集するのもおすすめです。

③SNSのトレンドをチェックする

インスタグラム、Twitter(X)などは日常のネタが転がっています。最近バズったものや話題になっているニュースなどをチェックすることにより、世間の人が今何に興味を持っているかをいち早く知ることができるでしょう。

④季節ネタを活用する

広報ネタあるあるですが、季節ネタを応用するのも一つの手です。
例えば…春の場合は、入園式や遠足、夏の場合は海水浴や花火…など季節によって必要な商品が変わってきます。
そこから紐づけて自社の商品をアピールしたり、自社で今取り組んでいることを発信したりと様々な切り口が使えます。

⑤おまけ…独自調査やアンケートも効果的

どうしても広報ネタが見つからない…!と困った場合は、アンケート調査を実施し、公開する方法もあることを覚えておきましょう。

例えばプラスカラーの場合で考えると、
・リスキリングに向けて社員に身につけて欲しいスキル調査
・上場企業1,000社に調査!令和時代に求められる広報施策など。

プラスカラーのサービスを利用してみたい!と思う調査や、その季節や時流にあったネタをテーマにしたアンケート、調査など。
第三者が見た時に「参考になる」「取り上げたい!」と思う調査結果を広報ネタとして取り上げることによって、記事として活用も行えるので、1つのアンケートからに一石三鳥くらいの広報ネタに広がっていきます。

まとめ:ネタ探しには常にアンテナを張って、物事を見よう

広報のネタがない…と思っていても、実は視点を変えればネタが落ちていたということは意外にあります。
新商品のリリース報告や、新商品の発売だけではなく、日常のちょっとしたことでも広報ネタに繋がる可能性はあるので、まずは広い視野を持ってネタになるかどうかアンテナを張っておく習慣を身につけておきましょう。

プラスカラーでは、広報の始め方や広報のお悩みに関して定期的にセミナーを開催していますので、広報にお悩みの方はぜひご連絡をください。

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