COLUMN
広報、まず何から取り組んでよいか分からない時、どうしたらいい? 広報で取り組む施策の優先順位付けで意識すべき事とは
2023.10.25
プラスカラーが提供している『広報ライトプラン』は、新人広報の育成、記者会見準備・運営、PRリテーナー契約など、幅広く広報活動をサポートしています。このコラムでは、広報活動に課題を持つ企業のみなさまへ、プラスカラーの広報のプロが『広報ライトプラン』を通じて伝授している広報のエッセンスを、ちょっとノゾキミするようにお伝えしてまいります!
いざ、広報活動に取り組もう!となった時に、「何から始めるべきか分からない‥‥」なんていうこと、ありますよね。プラスカラーでは、広報活動を考える上で一番大切なのは、「広報活動の目的を決めること」と、まずお伝えしています。広報活動の結果、何を達成したいのか具体的な目的を立て、何を達成できれば広報活動が「評価できる」状態になるのかを明確にする必要があります。
とはいえ、
「目的設定、どうしたらいいのー??」
と、迷ってしまうこともあるかと思いますので、目的設定のための考え方と目的設定後に広報で取り組む施策の順位付けで意識すべき事をご紹介いたしますので、最後までお付き合いください!
目次
①目的設定のための考え方
目的設定には、5つのポイントを確認することをおススメします。
1.企業や組織のビジョンとミッションの確認
所属する企業や組織のビジョンとミッションを再確認しましょう。ビジョンとは、長期的な目指すべき姿を示すものであり、ミッションとは、その達成に向けた使命を示すものです。広報活動はこれらのビジョンとミッションを実現する一翼を担うものであるため、広報の目的はそれらとの整合性を考えながら明確にしましょう。
2.ステークホルダーとのコミュニケーション
ステークホルダーとは、企業や組織に影響を及ぼす関係者のことを指します。顧客、株主、従業員、地域住民などが含まれます。ステークホルダーとのコミュニケーションを通じて、企業や組織に対する期待やニーズを理解し、広報の目的設定に役立てましょう。
3.競合他社の分析
自社の競合他社がどのような広報活動を行っているかを調査しましょう。競合他社の目的や目標を知ることで、自社の強みや差別化点を見出し、目的設定に役立てることができます。
4.SWOT分析
自社の強み・弱み、チャンス・リスクを整理するSWOT分析を実施しましょう。自社の状況を客観的に把握することで、目的を設定する際に考慮すべき点が明らかになります。
5.チームメンバーとのブレーンストーミング
他の広報担当者や関連部署、サービスのPRであればプロダクト開発メンバーなどと一緒にブレーンストーミングを行い、目的について意見を出し合うことで、新たな視点やアイデアが生まれるかもしれません。
上記を踏まえて広報の目的が決まったら、広報施策の順位づけのために、目的設定以降下記のポイントを実行しましょう。
②ターゲットオーディエンスの特定
どのような人々に対して広報活動を行うのかを把握しましょう。ターゲットオーディエンスの属性やニーズを理解することで、ターゲットに届く効果的なメッセージやコンテンツをつくり出すことが出来るようになります。
③競合他社の分析
自社の競合他社がどのような広報活動を行っているかを調査しましょう。競合他社の取り組みを理解することで、差別化された戦略を立てることができます。
④メッセージの策定
広報活動の中心となるどのような情報を発信するのか、メッセージを明確にしましょう。必要であれば、情報発信のためのガイドラインを作成します。企業や組織、サービスの独自性や強みを伝えるメッセージを策定することが重要です。
ターゲットオーディエンスにより伝わる言葉や表現を選びましょう。
⑤媒体の選定
広報活動に使用する媒体を選定します。プレスリリースはもちろん、ターゲットオーディエンスが多く属するメディアへの掲載、ソーシャルメディアやブログなど多様な媒体を活用することで幅広く情報を伝えることが可能になり、多くのステークホルダーとのコミュニケーションが可能になります。
⑥成果の測定方法の策定
目的達成に向けて修正や改善を行うための広報活動の成果の策定方法を整備しましょう。データ分析やフィードバックを活用して、施策の効果を評価します。
まとめ
広報活動を考える上で一番大切なのは、「広報活動の目的を決めること」。
今回は広報活動の目的の決め方、そして、広報で取り組む施策の順位付けで意識すべきことをご紹介しました。広報は何を達成できれば活動が「評価できる」状態になるのかを明確にし、企業や組織全体の目的に寄与する、ステークホルダーから評価される広報を目指していきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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