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プレスリリースを出していても、取材につながらないのはなぜ?

2023.11.1

プラスカラーが提供している『広報ライトプラン』は新人広報の育成、記者会見準備・運営、PRリテーナー契約など、幅広く広報活動をサポートしています。 このコラムでは、日頃広報ライトプランを活用してくださっている広報活動に課題を持つ企業のみなさまへプラスカラーに所属する広報のプロが伝授している羅針盤のような広報のエッセンスをちょっとノゾキミするようにお伝えしていけたらと思います!

プラスカラーで提供している戦略的広報活動サポート『広報ライトプラン』をご利用いただいているクライアント様からよくお伺いするのは、「プレスリリースを出しているのに、なかなか取材につながらない、記事として取り上げられない…」というお悩みの声。
そこで今回は、よくあるプレスリリースの課題4点と解決方法について考えていきたいと思います。

課題①:リリース内容の重要性が低く感じられてしまう

プレスリリースの内容に新規性や革新性が乏しく、ストーリー性がない場合はメディアやジャーナリストにとって重要性が低いと感じられてしまい、取材の対象になりにくいと言えます。

メディアは社会から大きな関心を集めるタイムリーなニュースや重要な話題に優先的に取材を割り当てることが多いため、プレスリリースを出す際には、時事情報やトピックを事前にリサーチし、タイミングを合わせることを意識しましょう。
合わせて下記の情報も加味できると取材につながりやすいです。

・社会課題の解決に関連する情報
・耳よりなお役立ち情報
・「1位」「初めて」など数値的インパクトのあるもの
・新旧対決などの対立軸のある話題
・珍しいコラボレーション

課題②:ターゲットメディアへのカスタマイズやニーズへの配慮できていない

メディアの編集方針や守備範囲、記者の関心に配慮し、情報がメディアとマッチしているかが重要です。プレスリリースの一括送信だけではなく、個別にカスタマイズし対応することでも取材の可能性が高まります。企業が提供する情報がメディアの読者にとって興味深いものであるか、メディアの視点に立った情報提供を意識しましょう。

また、記者が活動しやすいようにコミュニケーションコストが少なくなるような工夫も大切です。対象となるメディアの特性や読者層を理解し、そのメディアのスタイルや関心事に合わせて情報の切り口や見せ方を変え、プレスリリースをスタマイズしましょう。

課題③:情報の透明性と信頼性を担保できていない

プレスリリースに含まれる情報は正確でかつ信頼性があることが必須です。情報を保証するエビデンスを添えるなどの対応や、調査データなら信頼水準95%、サンプル数は400程度度確保し実施できることが望ましいです。

メディアは情報の信頼性を慎重に検証し、虚偽の情報や不正確な情報は掲載されません。メディアとの信頼関係を築くためにも、正直に公平な姿勢で対応しましょう。

課題④:メディアとの関係構築ができていない

短期的に取材を狙うのでなく、長期的な信頼関係を築くことも重要です。
定期的な情報提供やイベントの案内、勉強会や業界動向の共有を実施するなど、メディアや記者と持ちつ持たれつの関係性を構築できるようにコミュニケーションを行いましょう。
例えば、「AIについてなら〇〇株式会社の広報に聞けば最新の情報が手に入るかも‥‥」など記者から認識されるように自社の強みを意識して情報発信をするのも良いかもしれません。

まとめ

今回は、プレスリリース作成時によくある4つの課題についての解決方法を考えてみました。プレスリリースはメディアとつながり、企業や組織の認知度・イメージ向上に効果的なコミュニケーション手段ですので、取材や記事掲載につながるようにポイントを押さえて作成していきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

プレスリリース、ターゲットメディアへのカスタマイズやニーズへの配慮できていないかも‥‥と頭をよぎった方は、ぜひ一度プラスカラーに相談してみませんか?
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