導入事例

広報のプロから得た”共通知”で業務推進力を加速ーー知財活用で日本企業の価値向上を目指すIP Bridgeが 広報を始めた理由

2024.3.4

株式会社IP Bridgeは、優れた技術力をもつ日本の大企業からスタートアップに対し、知財を起点とした企業価値向上の支援をしています。今回、株式会社IP Bridge経営企画部の高木 宏徳様にプラスカラーにおける広報支援について語っていただきました。

【取り組み概要】
■広報ライトプラン

株式会社IP Bridge 会社概要

2013年に設立された日本で実質最初、かつ唯一の知財ファンドの運営会社。潜在価値を発揮し切れていなかった企業の保有する知財の運用および活用支援を行っています。保有特許の潜在価値の顕在化を自社で実現するだけでなく、特許活用する中で得た知見を活かし、大手からスタートアップ企業まで知財を起点にした支援を実施。グローバル知財メディアによる世界TOP40にも選出されています。

――まず最初に、IP Bridge様の事業内容についてお聞かせください。

高木様：当社は「ライセンス事業」「コンサルティング事業」「イノベーション事業」の3つの事業を手掛けています。各事業の特徴を紹介すると、ライセンス事業は企業から譲り受けた価値ある特許技術を活用し、他社と適切なライセンス契約を締結することでオープンイノベーションの健全な発展に貢献しています。コンサルティング事業では、大和証券グループと資本業務提携契約を締結していることから、株式市場を意識した、投資家目線のアドバイスが強みの知財活用のコンサルティングを提供しています。イノベーション事業では、スタートアップ企業の成長フェーズに合わせた知財戦略の支援を行っています。

 

――広報活動を始めようと考えた背景とプラスカラーを知ったきっかけを教えてください。

高木様：政府は現在、日本企業に対し、企業価値向上のために知財の活用を促しています。そのような状況下で日本企業が今後成長していく上で、伸びしろである知財活用の重要さや当社の取り組みをもっと多くの方に知っていただきたい、そして上手く活用して欲しいという想いから、広報に注力して取り組もうと考えたことがきっかけです。

そんな時にIRや企業広報、採用広報に詳しいプロがいると、知り合いから紹介してもらったのがプラスカラーでした。

 

――プラスカラーの広報コンサルティングを導入する決め手は何だったのでしょうか。

高木様：やはり身近な知人からの口コミが一番かなと思います。広報人材とネットワークのある知人から、プラスカラーを紹介してもらったことが導入の決め手でした。

私たちは知財に関してはスペシャリストですが、広報に関しては兼務で携わるメンバーが多く、また取り組み始めたばかりでしたので、プラスカラーの広報ライトプランは月1回各メンバーが広報について考える良い機会を作ることができ、まずは取り組みやすいプランで実施できることも魅力でした。ミーティング実施の頻度もちょうど良かったですね。

 

――実際にプラスカラーのサポートを受けて良かったと感じたエピソードをお聞かせください。

高木様：各メンバーの広報に関する知識の水準が早いスピードで整ったと感じたことです。やはりプロフェッショナルな方に直接話を聞くことが正確ですし、成功への近道ですよね。プラスカラーの客観的な当社に対するアドバイスは、改めて気づきを得ることが非常に多く、良い刺激になっていると感じています。

また、広報に関するプロの知見をメンバーみんなでシェアする時間を持つことで、広報に関するメンバー間の共通知を手に入れることができました。広報について話す時の理解力と解像度が上がり、社内のPDCAを回す内容もスピードも充実してきた感覚があります。

つい最近のミーティングでは、私以外の広報メンバーからも「これまでのとりあえずニュースリリースを出せばよいという考えは改め、広報戦略の大方針を作るのが大切だ」とか「広報の効果分析でこのような事も出来るのではないか」というような広報活動を率先する内容の意見が活発に出てきたり、広報を兼務で担当していてもおざなりにせずにしっかりと結果を出していきたいというマインドを醸成できているように感じます。

当社は2月が年度の始まりなのですが、新年度の目標の中の一つとして広報戦略を強化していくことが明確化されました。こういった動きも、プラスカラーからのサポートによる広報メンバーの取り組みが経営層にも評価された事が背景にあると思っています。

 

――今後、プラスカラーのサービスについて期待することがあればお聞かせください。

高木様：「広報チームを立ち上げる」という第一段階は上手くいったかなと思いますので、第二段階では当社の中に広報のノウハウをためていけるようなサービスがあると良いと感じます。再現性を社内で高めるために広報としての考え方をインストールできるような、他社様におけるプラスカラーとの取り組み事例などをもっと知ることができると利用者としてはありがたいと感じます。

 

――インタビューにご協力いただき、ありがとうございました！