COLUMN
海外滞在スタイルはどれがおすすめ?子どもに合った留学方法を
2023.1.30
子どもの英語力アップを本格的に考えた場合、海外留学も視野に入れているという親御さんもいるでしょう。今回は海外留学を考えた時に、どのような滞在スタイルがあるか紹介します。親子の場合と子どもだけの場合、さらに検討する際にチェックするポイントをお伝えします。
目次
短期なら旅行用ビザで海外に住める
実は、数カ月の短期間なら旅行用のビザで住むことが可能です。
・数カ月だけ海外の生活を味わってみたい
・旅行をしながら現地の生活を知りたい
・その国の文化を知ってみたい
など、まずはお試しで海外生活をしてみたいという方は、短期留学を活用してみるとよいでしょう。
ちなみにヨーロッパは、3ヶ月間であればビザなしでEU圏内全て滞在可能です。
長期滞在なら4つの方法がある
次に、長期滞在で海外に住む方法を紹介していきましょう。
長期滞在を考える場合、4つの方法があります。
①ホームステイ
②アパートやコンドミニアムの賃貸
③学生寮
④アパートシェア・ルームシェア
今回は、親子で留学する場合と、子どもだけの留学の場合の滞在スタイルを紹介します。
親子留学スタイルなら主に2種類
①ホームステイ…現地の家庭に住み生活を共にする方法
【メリット】
・ホストファミリーと英語で会話するので、自然と身につく
・郷土料理や現地のリアルな生活体験を味わえる
【デメリット】
・その家のルールに合わせて生活するのは当然なので窮屈に感じることも
・現地の食文化に慣れないといけない
・交通の便が整っていない可能性もある(ステイ先が学校の近くならOK)
②アパートやコンドミニアムの賃貸…コンドミニアムとは、家具がそろっているホテルのような場所
【メリット】
・コンドミニアムの場合、家具がそろっているので家具家電の出費が抑えられる
・親子での自由な生活を送れる
・自分の好きな場所に部屋を借りられる
【デメリット】
・親子間だけの会話では英語力が身につかない環境
・アパート契約のための審査がある
・アパートの場合は、家具などの出費があり
・留学費用が高い
子どもだけの留学を視野に入れるなら他の方法も
③学生寮…同じ学校の寮に入って生活するパターン(スイスでは、3歳から寮生活ができます。)引用:3歳児から寮生活ができるスイスのボーディングスクール訪問
【メリット】
・現地の学生たちと一緒に生活することができる
・日常会話で英語を使うので語学力が身につきやすい
・費用を抑えることができる
・学生寮によっては、カフェテリアなど施設が充実している
【デメリット】
・他の国の人と住むことでストレスになることも
・ルームシェア先のルールによっては厳しいこともある
・学生寮と違い、食事や洗濯などは自分で行うこと
④アパートシェア・ルームシェア…他の国の人と一緒に複数人で住む形式(どちらかというと大学生向き)
【メリット】
・色んな国の人と交流ができる
・ルームシェアなので、節約ができる
・自分の好きな時間で帰宅が可能
・色々な国の人と住む場合、多言語に触れる機会が多い
【デメリット】
・時期によっては入寮できないことも
・学生寮のルールがあるので自由がないことも
・長期休暇によって帰省するので、人が少ないとさみしく感じる
留学を検討する時にチェックしておきたいポイント
これまで、海外滞在スタイルについて、4つの方法について解説してきました。
次は、留学を検討する際にチェックしておきたいポイントを見ていきましょう。
□親子で留学か?子どもだけで留学か?→親子での留学の場合は、親子で住む場所を検討しなければなりません。子どもだけの場合は、学生寮のチェックもしておきましょう。
□親子留学の場合、子ども中心で学習するか?→親子で海外留学する場合、子どもだけの学習スタイルと親も含めて語学を習得できるスタイルがあります。親自身も語学習得を目指しているならば、親も含めた学習スタイルも検討してみると良いでしょう。
□短期留学か?長期留学か?行き先は?→短期と長期では費用がまったく異なります。また、行き先によっても異なります。
例えば、スマ留によると、アメリカの短期留学は1週間で約25~31万円、1ヶ月で約44~55万円、3ヶ月で約93~120万円かかります。
また、オーストラリアの場合、1週間で約18~27万円、1ヶ月で約38~50万円、3ヶ月で約77~98万円かかります。国によって費用は異なりますし、滞在期間が長期になることで費用も多くかかることを踏まえた上で行き先を決めていきましょう。
引用:https://smaryu.com/column/d/51136/
□留学中の仕事は?(親子留学の場合)→親子で留学の場合、親子で海外へ行くので、その期間は仕事をどうするのか考えておきましょう。短期の場合は、会社に勤めていても有給などを利用していける場合もありますが、長期の場合は難しくなるでしょう。
現在勤めている場合は、会社と相談しながら留学を検討していくことになります。
海外滞在スタイルは様々。子どもの年齢や費用、親子での学習スタイルを加味して
海外留学を本格的に検討するならば、まずは短期か長期か?子どもだけの留学か、それとも親子で留学して親子での語学力獲得を目指すのか明確化したうえで、滞在先や費用、住まいを吟味して、自分たちに合うスタイルを見つけましょう。
【ネクストステップの1ポイントアドバイス】
海外滞在スタイルを検討する際、実際に海外に住んでいる方の話は参考になります。プラスカラーの佐久間さんは、2021年より息子さんとヨーロッパに語学留学中です。
海外と日本の教育の違いは、”英語ができて当たり前の時代が到来!現代の日本教育だけではまずいわけ”で詳しく紹介しています。
語学留学を経て実際に起こった変化も紹介していますのでご覧ください。