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ワークライフバランスを整えている人が必ずやってる4つのこと。今日からできることは?

2023.5.8

ワークライフバランスを充実させる生き方とは、仕事と家事育児の時間、そして趣味や余暇の時間がバランスよく整っていることを指します。仕事に追われて働き方で悩んでいる人はいませんか?ワークライフバランスは個人で意識すれば見直せる部分もあります。今回はワークライフバランスを整えるために私たちができることを解説します。

ワークライフバランスとは?

ワークライフバランスとは、仕事と生活をバランスよく充実させた状態のこと。仕事は私たちの生活において、生活の基盤を支える大事な役割を果たしています。

しかし、仕事だけの生活に追われた人生ではなく、自分の時間や家族との時間、そして趣味や学習の時間などをバランスよくとることで、仕事への意欲も充実したものになると言われています。

日本では、2007年の「働き方改革」により、長時間労働の見直しの一環で注目されるようになりました。

ワークライフバランスが注目されている社会背景

次は、ワークライフバランスが注目されている社会背景を詳しく見ていきましょう。主に4つの背景が関係しています。

長時間労働
日本でワークライフバランスが注目されたのは、2013年国連委員会が日本に対して「過労死対策」を初勧告をしました。

当時の日本は、36協定があり、月100時間を超える残業は違法となっていましたが、サービス残業や休日出勤など既定の時間を超えて労働する実態がありました。2015年には若手社員の過労による自殺ニュースが大きく取り上げられて報道されたこともあり、長時間労働を企業でも減らしていくよう改革が行われました。

少子高齢化
日本では1980年以降、少子高齢化が問題となっています。

総務省のHPによると、生産年齢人口(15歳~64歳)は1995年をピークに減少傾向に転じています。つまり会社側から考えると、従業員のマンパワーで成り立っていた仕事が人手不足に陥り、求人募集を出してもなかなか人が集まらないという状況になります。

したがって、働く従業員にも負担がどんどんのしかかってしまう現状があり、結果的に長時間労働に陥ってしまう恐れがあるのです。

女性の社会進出が進む
先ほども挙げていた少子高齢化にも繋がりますが、慢性的な人手不足の解消には女性の社会進出が重要となっています。

1972年の男女雇用機会均等法施行がされ、男女差別の撤廃などが進み、昨今は女性も仕事で活躍できる時代となりました。共働きが主流になりつつある現代で新たに問題となっているのは、仕事と家事育児のバランスです。男女共に家事育児を分担する社会に変化しつつありますが、女性の負担がまだ多いのが現状です。

優秀な人材流出を防ぐため
出産、育児、介護などが理由で会社勤めが難しくなり、退職している層が一定数います。優秀な人材を確保し生産性をあげるため、短時間でも働ける環境を作ることが目的となっています。

ワークライフバランスが整うメリットは?

ワークライフバランスが整うことで、私たちにはどのようなメリットがあるのでしょうか?それは、以下のようなことがメリットとして考えられます。

・幸福度があがる→自分に合った働き方を行うことにより、ストレスが軽減し、幸福度があがると言われています。

・ストレス軽減→長時間労働の削減、有給消化など趣味や自分の時間を持てることにより、仕事でのストレスが軽減される可能性があります。

・健康的な生活が送れる→働き方を見直すことで肉体的な疲労の軽減、心身的なストレスの軽減が期待でき、健康的な生活スタイルに変化していきます。

・余暇の時間が増える→仕事に追われていたライフスタイルが、余暇や自分の時間を楽しめるようになります。

・スキルアップ(資格取得や運動、学力向上)が目指せる→自分の時間が増えると心にもゆとりが生まれ、資格取得や運動、学力向上の時間へと回すことが可能に。結果的にスキルアップを目指すことができます。

・地域の交流が増える→余暇や自由時間が増えることで出かける習慣が作られ、地域の人との交流が増えます。地域の情報交換などを行うことで、地域全体の活性化にも繋がります。

ワークライフバランスを整えるために個人ができること

ワークライフバランスを整えるメリットをお伝えしましたが、いざ実行に移そうとすると企業側の雇用問題も発生するため難しい場合もあります。

例えば、慢性的な人手不足に陥っている会社は、時間帯や休みの調整を申し出ても対応が難しく、仮に休みを確保できたとしても、代わりに出勤している人の負担が多くなるケースが考えられます。

しかし、現状をすぐに変えることが難しくても、個人で今日からできることがあります。

【ワークライフバランスを整えるために個人ができること】
①仕事効率をあげる
例えばチェック工程を省ける部分があればカットすることで、次の段階に進むスピードが格段にアップします。結果的に仕事量が減るため負担軽減に繋がります。

②勤務形態を見直す
企業で時短勤務やフレックス制度、在宅勤務を取り入れている場合は家庭の状況に応じて切り替えられるように交渉することで、場所や時間で制限されていた仕事も行えるようになります。

③メンタルケアに力を入れてみる
仕事や家事育児など、自分がどのような部分でストレスを感じているかを探り、ストレス軽減に直結する行動を行ってみましょう。例えば、家事の負担が大きいと考えるのであれば、家事を分担する、曜日ごとに分けて1日の家事量を減らすなどができるでしょう。仕事の場合は、苦手な工程を同僚や上司に相談して軽減してみる、対応人数を増やしてもらうなどが考えられるでしょう。

④自分のスキル磨きを行う
現代は働き方の多様性も認められつつあり、会社に捉われない働き方も選べるようになってきました。自分が理想とする働き方に移行できるように、関連する資格やスキルを学んでおくことでワークライフバランスを考えた働き方に近づくでしょう。

【まとめ】ワークライフバランスを整えるために今日からできることを始めよう。

私たちの生活において、仕事は生活の基盤を支える大事な役割を果たしています。しかし、仕事ばかりの生活に陥ってしまうと、ストレスが多く溜まってしまい、生きる意味について考え込んでしまう状況になってしまうかもしれません。

ワークライフバランスを整えるということは、仕事も私生活も充実させた生き方を考えるということです。

つまり、「自分にとって毎日楽しい!」「充実した1日を過ごせた!」と思えるような時間を過ごすことが重要なのではないでしょうか?

今は、仕事命で頑張っているから私生活が充実していなくても大丈夫!と考える人もいるかもしれません。しかし、いつかは必ず限界がきます。そうなった時に改めてバランスを意識した生活の仕方を見直してみると良いでしょう。

これから、ワークライフバランスを整えようと考えている人は、まずは今日から自分でできることを書き出すことをお勧めします。書き出すことで自分にとって重要なことが明確になり、目標を持つことができます。

【ネクストステップの1ポイントアドバイス】

今日からできることを書き出して、実践してみることが大切です。仕事も生活も充実して過ごせるように、少しずつ始めてみましょう。

ワークライフバランスを整える方法を実践したうえで仕事と家事育児の両立が難しいのであれば、フリーランスという働き方を選択肢に入れてみましょう。

リモートワークブックでは、フリーランスに関する記事も公開しています。フリーランス検討中の方は”フリーランスで仕事を取れないのは致命的!仕事の取り方のポイント”の記事もご覧ください。