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【dely株式会社】を勝手に企業リサーチ★byプラスカラー

2021.4.3

利用者数、アプリDL数、SNSの総フォロワー数全て国内No.1!今話題のレシピ動画サービス「Kurashiru」を運営するdely株式会社さん。

リサーチ企業概要

・社名:dely株式会社(TwitterFacebook)
・設立 2014年4月
・代表者 代表取締役 堀江裕介(ほりえ ゆうすけ)
・社員数 116名(2020年時点)
・所在地 東京都品川区西五反田7-17-3五反田第2noteビル2階
・代表的なサービス レシピ動画サービスkurashiru(クラシル)、TRILL(女性向けメディア)
・株式上場 未上場

経営者・創業者

<共同創業者/代表取締役CEO> 堀江裕介
1992年生まれ。群馬県出身。2014年、慶應義塾大学在学中にdely株式会社を設立。2度の事業転換を経て、2016年2月よりレシピ動画サービス「クラシル」を運営。2017年Forbesによる「アジアを代表する30才未満の30人」にメディア・マーケティング広告部門で唯一の日本人として選出。2020年4月にはクラシルを利用者数(web・アプリ両方)・アプリダウンロード数・SNS総フォロワー数・レシピ動画数のすべてにおいて日本最大のレシピ動画サービスに成長させる。2020年4月には女性向けメディア「TRILL」の運営会社であるTRILL株式会社を合併。 

<共同創業者/執行役員 (コマース事業管掌) / CTO>
大竹 雅登(おおたけ まさと)
2014年、慶應義塾大学在学中にdely株式会社を共同創業し、CTOに就任。2016年にレシピ動画サービス「クラシル」をリリース、クラシルを日本最大のレシピ動画サービスに成長させる。創業期は唯一のエンジニアとしてフルスタックに開発を担い、拡大後はエンジニアやデザイナーの組織づくりに注力。2017年にはその年最も輝いたCTOを選ぶ、TechCrunch主催の「CTO of the year」を受賞。現在はクラシルのコマース事業責任者として事業を牽引。

ミッション・ビジョン・バリュー

ビジョン:Be The Sun(太陽のように人々と社会を明るく照らす)
バリュー:Trade On(トレードオンの思考をすることで長期的でサスティナ
     ブルな成長を志す)
     Deliver Passion & Happiness(熱量が高いサービスを創造し続
     け、お客様の幸せを生み出す)
     Good to Great(Greatな仕事を行い、非連続的な成長をし続け
     る)
     Heart to Heart(メンバー全員がフラットに、心から繋がること
     ができる組織を目指す)

組織体制

■社外取締役 長谷部潤(はせべ じゅん)
1990年大和証券株式会社入社。2000年大和総研株式会社に転籍。業界黎明期からのネット・メディアセクターアナリスト。2010年株式会社コロプラに転職。取締役CSOに就任。その後CFO兼務。経営企画、経理財務を始めコーポレート部門全般を管掌。米国金融誌「Institutional Investor」のBest CFOs(Gaming & Internet Sector/Japan)に4年連続で選出。2019年12月就任10期目の任期満了を機に退任。同年株式会社Speee社外取締役に就任(現任)。

■執行役員 (プロダクト開発本部管掌) / CXO 坪田 朋(つぼた とも)
livedoor、DeNAなどで多くの新規事業立ち上げやUIUXデザイン領域を専門とするデザイン組織の立ち上げを手掛ける。デザインファーム「Basecamp」を立ち上げてスタートアップの事業創出を支援。2019年7月からdely株式会社のCXOに就任。

■執行役員 (TRILL事業管掌) 金子 泰章(かねこ やすあき)
慶應大学環境情報学部卒。2001年に株式会社アサツー ディ・ケイに入社し、 マーケティング・プロモーション部門に従事。その後、株式会社サイバーウィングで事業開発、商品企画・運用構築などを手がけ、2009年グリー株式会社に入社。広告事業、事業開発、新規事業管理の部長職などを経て、複数の事業を立ち上げ、子会社化し、取締役や代表取締役社長として推進。2019年秋より現職。

■執行役員 (コーポレート本部管掌) 柴田 快(しばた かい)
2015年早稲田大学商学部卒業。在学中に2つのサービス立ち上げを経験し、卒業後は、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンにて経営管理を担当。2016年1月よりdelyにジョインし、映像の撮影・編集作業から人事・広報・営業に至るまで多彩な業務に携わる。現在はコーポレート部門の全体の統括を担当。

■執行役員 (マーケティング本部管掌)  野村 知己(のむら ともき)
2009年九州大学卒業後、インターネット広告代理店に新卒入社。アプリに特化したソリューション事業を責任者として立ち上げ、大手企業を中心にコンサルティングを行う。2018年1月よりdelyにジョインし、オンライン/オフライン問わずマーケティング全般を統括。2019年4月よりマーケティング担当執行役員に就任。

市場・マーケット

BtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模
2019年:19.4兆円(前年18.0兆円、前年比7.65%増)
その中でも食品、飲料、酒類は1兆8,233億円で前年比7.77%増(2019年)。コロナ過でネットスーパーや生協を含めた食品通販の市場規模は増え続けている。
令和元年度電子商取引に関する市場調査

動画配信市場規模
2019年:2,770億円(前年比約126%)
市場規模は今後も増加基調をたどり、 2024年に3,440億円になると推定
動画配信市場調査レポート2020

会社・サービスの特徴

利用者・アプリダウンロード数2,800万人、SNS総フォロワー数800万人、レシピ動画数約4万とすべて国内1位を達成している料理レシピ「クラシル」を運営。食と暮らしを支える総合型サービスとして、レシピ動画をはじめ、電子チラシや献立機能、ネットスーパー機能を提供している。さらに、月間利用者4,000万人を超える女性向けメディアTRILLも運営しオリジナルコンテンツ、パートナーコンテンツ、タイアップコンテンツの3つの軸で、事業を展開している。

ビジネスモデル

・無料の料理レシピ動画だが、お気に入り数の上限解放、人気ランキング閲覧、5大栄養素閲覧、人気順の並び替え、絞り込み検索の拡充 などの機能が使える月額480円の有料会員(クラシアプレミアム)で収入を得ている。
・アプリに蓄積された視聴データをもとに広告効果をアピールすることで、タイアップ広告も多数獲得。レシピの中で商品を自然に登場させることができるため、事業主・広告主・ユーザーの三方よしを実現している。
・小売事業者と協業し、ネットスーパーの支援サービス「クラシルリテールプラットフォーム」を立ち上げ、月額利用料と、ネットスーパーの売り上げの一部を収益としている。

代表的な競合

・株式会社エブリー(デリッシュキッチン)
「だれでもおいしく簡単に作れるレシピ」を毎日配信するレシピ動画メディア
・クックパッド株式会社 (クックパッド)
料理レシピの投稿・検索サービスを中心に、献立や料理動画といった毎日の料理を楽しみにするサービス

競合優位性

・日常的に検索されやすいレシピにコンテンツを絞ると同時にアプリのUIを洗練させ、各コンテンツをどのタイミングでどの位置に表示するかにこだわり、システムとしての優位性を確立しているところ。
利用者数(web・アプリ両方)・アプリダウンロード数・SNS総フォロワー数・レシピ動画数のすべてにおいてNo1であること。

採用関連

<新卒>
エンジニア、デザイナー、ビジネス職
<中途採用>
エンジニア、採用、広報、情報システム、経理、インサイドセールス、広告セールス、コンテンツディレクター、ビデオグラファー、UIデザイナー、広告プランナー、広告プロデューサー、メディアアライアンス、プロモーションマネージャー、CRMマネージャー、カスタマーサクセス

出資・株主

<資金調達>
2016年11月 YJキャピタル、gumi ventures、ユナイテッドおよび個人投資
       家から合計約5億円の資金調達を実施
2017年3月 ジャフコ、YJキャピタル、gumi ventures、Das Capital、佐藤
       裕介氏ほか既存投資家、個人投資家を引受先とした総額約30億
       円の第三者割当増資

2018年1月 ソフトバンク株式会社、YJ2号投資事業組合、株式会社アカツ
       キ、ユナイテッド株式会社、他を引受先とする総額33.5億円
       の第三者割当増資を実施

勝手にキャッチコピー

レシピ動画の先にある暮らし

日本最大のレシピ動画というメディア事業に終わることなく、生活インフラを作るために、様々なサービス展開を実施している。

勝手にペルソナ

群馬県在住・29歳・データアナリスト・何でも分析することが好き

昔から人を分析することが好きだった。今のデータアナリストは天職で、何よりも仕事が好きだったのだが、ようやく俺にも子供ができることが分かった。イクメンになるべく料理も覚えようとクラシルで勉強中。料理動画数世界一というクラシル、レシピよりも、世界一のデータがどんなものか気になっている。

dely株式会社を勝手に広報!

dely株式会社さんを、広報のプロであるプラスカラーの経営陣が勝手に広報しました!紹介動画は「勝手に広報チャンネル」からご覧ください

勝手に広報ポイント①スピード感と決断力

管理栄養士などの料理人(クラシルシェフ)が考案した日本最大のレシピ動画サービス「kurashiru(クラシル)」をメインに手掛ける同社だが、創業時はフードデリバリー事業を手掛けていたものを1年でメディア事業に変更、さらに2020年3月より企画開始していた食品ECサイト「クラシルストア」7月で終了するという経緯のある同社。トライ&エラーを繰り返しながら、決断力とスピード感で事業展開した結果が、今日のクラシルが好調な要因の一つと言える。事業転換しても、当時の苦い経験を忘れないためにと、当時のサービス名「dely」を会社名に残しているところにその想いが伝わる。

勝手に広報ポイント②「1兆円企業になる」という志の高さ

日本には売上高1兆円企業は上場会社で153社(ユーレット業績ランキング参照)ある。そんな1兆円企業を目指すために2018年にはヤフー会社の連結子会社となった。レシピ動画市場は、トップのサービスに広告主が集中するため、いかにこの領域でナンバーワンを勝ち取るかがポイント。アプリであり、動画というコンテンツを扱うクラシルは、そのフォーマットに慣れた若い世代に受け入れられているが、それ以外のユーザー層を取り込むために、30代以上のユーザーも豊富に抱えるヤフーとの連携が大いに効果的となる。さらに、巨大資本があり、コマース事業でのモノを売る知見をもつヤフーと手を組んだことで、1兆円企業になるため一歩ずつ近付いている。

勝手に広報ポイント③食にとどまらない生活インフラを作る

1兆円企業を目指す同社が重要視しているのはモノを売るサービスを手がけることと、人々の生活のインフラとなること。それを裏付けるように2019年に国内No.1の女性向けメディア「TRILL」を運営する TRILL株式会社の株式の51%をヤフー株式会社より取得し、連結子会社化しており、ライフスタイルメディアへの進出を果たした。食以外のライフスタイルメディアを手に入れたことで、今後の動向がますます面白くなる。

勝手に広報チャンネルとは

株式会社プラスカラーが企画するYouTubeの動画コンテンツ。
元広報・現役経営者である2人(代表取締役佐久間・取締役斉藤)が最近気になる会社を約30分でリサーチし、約10分で勝手に広報するというチャンネルです。立ち上げの経緯や企画趣旨の詳細はこちらの記事をご覧ください。