COLUMN
【株式会社スタジアム】を勝手に企業リサーチ★byプラスカラー
2021.6.1
面接に特化したサービス「インタビューメーカー」をコロナ禍になる前の2016年から提供している株式会社スタジアムさん。提供開始から4年で2,700社に挿入された理由は何か、Zoomとの優位性は何か?
目次
リサーチ企業概要
・株式会社スタジアム(Facebook)
・設立:2012年8月
・代表者:太田靖宏(おおた やすひろ)
・社員数:197名(2021年1月末現在)
・所在地:東京都港区赤坂3-4-3 赤坂マカベビル6F
・代表的なサービス:WEB面接特化型システム「インタビューメーカー」
・株式上場:未上場
経営者・創業者
<創業者/代表取締役CEO> 太田 靖弘
大阪府出身。2001年リクルート入社。クーポンマガジン「HOT PEPPER」の創成、成熟に主要メンバーとして携わる。2012年に株式会社スタジアムを設立。株式会社リクルートにCV職(契約社員)1期生、ホットペッパー営業として入社し社会人のキャリアをスタート、様々なエリアの立ち上げを経験して商材、仲間、お客様にも恵まれ正社員となり、ホットペッパー編集長、マネージャー、部長、ポンパレの立ち上げと約11年間在住、2012年、「一度の人生、自分の手で世の中にないものを生み出したい」と考え独立しスタジアムの前身となるライフノートを設立。
ミッション・ビジョン・バリュー
ミッション:最高の面接を提供することで世界中の人と企業が繋がる機会を
創造すること
バリュー:For the Team チームで協働する
Do it Now 今すぐ行動
Limitless 限界を決めない
Keep Winning 信じて進み続ける
For People すべては人のため
組織体制
■取締役 間渕 紀彦(まぶち のりひこ)
1998年にYKK AP入社。 訪問歯科診療支援を行う株式会社メディパスの創業、代表取締役を経て、クックパッド社の執行役員広告事業部長、みんなのウェディングの取締役などを歴任。
■取締役 石川 兼(いしかわ けん)
2003年アクセンチュア入社、その後ベンチャー企業、楽天にてそれぞれ新規事業の立上に携わる。 クックパッド社にて人事部長、管理部長を経てバイオテクベンチャーのヘリオス社の創業期に入社。 同社の東証マザーズ上場を牽引。同社管理領域担当取締役などを歴任。
■執行役員 前澤 隆一郎(まえざわ りゅういちろう)
2005年リクルート入社。じゃらんの大規模リニューアル、ポンパレのプロデューサー、全社ID・ポイントプログラムの設計を担当。 2011年DeNA入社。北米にてアプリ集客を担当し単月黒字化を実現。 2013年リクルートライフスタイル入社。男性妊活キットSEEM、QR決済事業など新規事業を立ち上げ。 2017年LITALICOで執行役員に就任し店舗の集客を管掌。
■執行役員 熊本 康孝(くまもと やすたか)
1985年生まれ。2008年株式会社リクルートに入社。主にグルメサイト「ホットペッパー」の法人企画・営業に約7年間従事する。 2013年営業としては全国約1100人の中から通期ベストイレブンを受賞。年間売上伸び率全国1位。 その後、経験を生かし2014年10月からスタジアム(前ライフノート)へ。
■CTO執行役員 武田 慎之介(たけだ しんのすけ)
筑波大院コンピュータサイエンス専攻修了。在学中よりWeb開発企業を友人と創業。 クックパッドに移り、新規事業の立上げや有料会員事業、広告配信基盤の開発。その後、THEO(お金のデザイン)のテックリード、400FのCTOを経て現職。 一番好きな言語はRuby。仕事で積極的に使うのはGoとTypeScript。情報処理安全確保支援士。
■執行役員 佐志 雪乃(さし ゆきの)
日本大学藝術学部中退後、2013年スタジアム(前ライフノート)へ営業として入社。 半年後に約45名の営業マネージャーとして3年間務める。その後、人事へ異動し年間約100名の社員採用を遂行。 2019年、ソリューションセールス事業部長を経て、2020年4月より人事教育部部長・執行役員として従事。
市場・マーケット
・クラウドサービス市場規模
2019年度2兆3,572億円(前年度比21.4%増)
2022年には5兆円を超える規模になる予想。
国内クラウドサービス需要動向調査
・HRTechクラウド市場
2019年度:349億円(前年度比36.1%増)
人事業務のクラウドサービス市場は急速に伸びている。今後も増加傾向は続き、2024年度に1,700億円になると予測。
HRTechクラウド市場の実態と展望 2019年度版
会社・サービスの特徴
スマホやPCがあればいつでもどこでも面接ができる月額制のウェブ面接ツール「インタビューメーカー」が主要サービス。面倒な面接スケジュール調整を自動化したり、応募者への選考情報一斉連絡できたり、面接中の評価を瞬時に担当者間で共有できたり、書類選考の不安を軽減する録画面接できたりと採用の現場業務を改善できる。その他、面接官向けのクラウド研修サービス「imトレーナー」、面接特化型AI文字起こしサービス「imアシスタント」を提供する。
ビジネスモデル
月額制のSaaS形式ウェブ面接ツール
ベーシックプランの場合
初期費用:39,800円(税抜)
月額費用:29,800円(税抜)
他にも4つのプランがある。
https://interview-maker.jp/price
代表的な競合
・株式会社ZENKIGEN(HARUTAKA)
採用管理システムとの連携で、効率的な運用ができるWEB面接サービス。
・株式会社ネオラボ(Calling)
機能制限なし・通話制限なしの高コスパのWEB会議システム。
競合優位性
・web面接サービスに特化
・既に導入企業が1,000社以上に昇り、知名度が高い
・ISMS認証(国際的に整合性のとれた情報セキュリティマネジメントシステムに対する第三者適合性評価制度)を取得
採用関連
<新卒採用>
営業メンバー
<中途採用>
営業コンサルティング(エリアマネージャー)、営業マネージャー、営業リーダー、営業メンバー、営業アシスタント、エンタープライズ(メンバー、マネージャー)、インサイドセールス、サポートデスク、サポートデスク(契約社員)、プロダクトディレクター、事業推進
出資・株主
<主要株主>
ジャフコグループ株式会社
<資金調達>
2019年5月 ジャフコを引受先とした第三者割当増資による5億6,000万円の資
金調達を実施。
勝手にキャッチコピー
面接に特化した最強WEBツール
スマホやPCがあればいつでもどこでも面接ができるWEBツール。特徴は面接に特化していること。スケジュール調整を自動化したり、応募者へ一斉連絡できたり、書類選考の不安を軽減する録画面接できたりと、他のオンライン会議システムとは一線を画すサービスを展開。
勝手にペルソナ
大阪府在住・50歳・大手メーカー人事部・ドラマ鑑賞
昔から人を見る目はあると思っている。そんな能力を認められてか配属は人事部となり、数多くの新入社員の面接を担当してきた。ただ、最近この子はいい!と思っていたイチオシ人材が、他の面接した社員に落とされたりすることもあって少しもどかしさを感じている。もっと面接する社員や、面接自体のクオリティをあげないと、優秀な人材は入社しないと思う。
株式会社スタジアムを勝手に広報!
株式会社スタジアムを、広報のプロであるプラスカラーの経営陣が勝手に広報しました!紹介動画は「勝手に広報チャンネル」からご覧ください
新型コロナウイルスの影響により、人事業務のクラウドサービス市場は注目が集まっている。特にzoom等のweb会議サービスが人気を博し、その流れでweb面接サービスも求められることが増えてきた。その流れの中で「インタビューメーカー」は有料サービスながら、録画面接を行えることや採用の現場業務を効率化できるという点でweb面接サービス界での独自の立場を築き上げる。
勝手に広報ポイント①
「面接を科学する」という新時代に必要不可欠な着眼点と事業開発への熱いパッションがあること。
新型コロナウイルスの影響で面接等の人事業務のクラウドサービスが注目を集めている。2020年の国内クラウドサービス需要動向調査で、2019年度のクラウドサービスの市場規模は2兆3,572億円とされているほか、新型コロナで企業の約3割が「Web会議」を追加導入している。2020年に公表された「大学生の就職活動調査2020」では、2020年7月10日から13日において1,407名の学生の約81%がWEB面接を経験したとされるなど、就活市場においてWEB面接が拡大化している。その一方で、WEB面接においては、「面接官の反応が薄く、話の内容や熱意がきちんと伝わっているか不安になった」という事象が最も志望度・企業イメージにネガティブな影響を与えているとされており、今後WEB面接を行う企業にとっては自社の面接をただWEB化するだけではなく、その内容を分析することが課題となる可能性が見込まれる。こうした状況になる前の2016年から開始されているのがWEB面接特化型のサービス「インタビューメーカー」。採用に様々なテクノロジーが入ってきている中で、同社は面接の現場にまだテクノロジーが導入されていない状況を変えるため、”面接を科学する”ことで、面接をより良くしていき、オンライン面接だけでなく、リアルの面接の場にもテクノロジーの使用を考えている。コミュニケーションツールを作っているのではなく、あくまで「面接」にこだわり、映像や音声として面接のデータを取ることで、そのデータを今後どうやって改善に繋げていくか、良い面接の再現性を探っていくことを実施している。
勝手に広報ポイント②
サービス開始約4年で導入企業数2,700社を突破したWEB面接特化型システム「インタビューメーカー」の提供をしていること。
WEB面接特化型システム「インタビューメーカー」は録画した面接動画をデータとして分析することが可能である他、外部サービス連携や採用管理機能を始め、ISMS認証を取得していることから人気も実力を兼ね備えたサービス。同プロダクトは法人向けに年間契約で提供を行っている他、自治体や公共団体での導入実績もあり、導入企業社数は現在2,700社突破。最低限の通信や映像品質をはじめ、機械学習を使って相手の緊張度合いを推定する仕組みを研究しており、「今この応募者は緊張しているから、アイスブレイクを入れましょう」とか「会話量が減っているから、雑談を入れてみましょう」といった提案を出すシステムを検討するなど、面接に特化したツールをブラッシュアップさせている。 株式会社スタジアム調べによれば、インタビューメーカーを導入した理由TOP3として「リクナビなど、信頼できる取引先からの紹介があった。」が31.0%、「専用のアプリインストールが不要」が25.4%、「無料プランがあり事前に試せた。」が20%で、既存顧客から高い信頼があるほか、サービスへの満足度も高い傾向。そのほか2020年以降に株式会社リクルートキャリアや総合人材サービス・パーソルグループ、株式会社マイナビなど、大手人材系企業と協業展開を行っており、今後もWEB面接の科学化を中心にHR領域において強みを発揮していくことが期待できる。
勝手に広報ポイント③
内製開発にこだわり”自走力”の高さを重視するカルチャーがあること。
創業時はプロダクト開発をすべて外注しており、このままではスケールできないというところに課題があったところ、クックパッド出身者であるCTOの武田氏が加わったことが転換期。武田氏のキャリアの中で全く外注をしなかったクックパッド、外注も内製も実施していたお金のデザインなど、その両方の組織を見てきた経験により、すべて外注していた「インタビューメーカー」のプロダクト開発が内製化したと言える。そうした内製化を実現するために同社は「自走力」が高い人を採用し、自ら勉強できる人のための環境づくりを意識し企業運営している。日頃から自分で学ぶ姿勢がないとこれからは取り残されていく時代。社員に機会を与えて、その後のやり方は自分で考えて、実行する自走スタイルにより、価値観が多様化するこの時代にあったカルチャーであると言える。
勝手に広報チャンネルとは
株式会社プラスカラーが企画するYouTubeの動画コンテンツ。
元広報・現役経営者である2人(代表取締役佐久間・取締役斉藤)が最近気になる会社を約30分でリサーチし、約10分で勝手に広報するというチャンネルです。立ち上げの経緯や企画趣旨の詳細はこちらの記事をご覧ください。