企業リサーチ

【ウェルスナビ 株式会社】を勝手に企業リサーチ★byプラスカラー

2021.5.1

リリース9か月で預かり資産100億円突破！預かり資産・運用者No.1ロボアドバイザー。全自動の資産運用サービスで業界トップのウェルスナビ株式会社さん。老後2000万円問題など、資産運用ニーズが高まる近年。注目集まるフィンテック業界で圧倒的成長を遂げる秘訣とは？

リサーチ企業概要

・ウェルスナビ株式会社(Twitter・Facebook)
・設立：2015年4月28日
・代表者：代表取締役　柴山和久（しばやま かずひさ）
・社員数：91名
・所在地：東京都渋谷区渋谷2-22-3　渋谷東口ビル9F
・代表的なサービス：全自動の資産運用サービス「WealthNavi」
・株式上場：東京証券取引所マザーズ市場上場（証券コード：7342）
　　　　　　＊上場日2020年12月22日

経営者・創業者

＜創業者／代表取締役CEO＞　柴山和久
1977年生まれ、群馬県出身。東京大学法学部卒業後、日英の財務省で合計9年間勤務。 ハーバード大 学にて金融取引法を学んだ後、予算、税制、金融、国際交渉に参画。INSEADで金融工学を学んだ後は、マッキンゼーに入社。ウォール街に本拠を置く機関投資家を1年半サポートし、10兆円規模のリスク管理と資産運用に携わる。次世代の金融インフラを構築したいという想いから、2015年4月にウェルスナビ創業。ニューヨーク州弁護士。

ミッション・ビジョン・バリュー

ミッション：働く世代に豊かさを
ビジョン：「ものづくり」する金融機関
バリュー：誠実に、正直に、お客様のために
　　　　　助け合おう、向き合おう
　　　　　一歩を重ねて、大きな前進を

組織体制

■取締役CFO　廣瀬 学（ひろせ がく）
ドイツ証券株式会社に入社後、資金調達やM&Aアドバイザリー業務に従事。2014年にソーシャルアプリの開発・運営事業を展開する株式会社トライフォートに入社し、取締役CFO兼コーポレート本部長を務める。その後、クレディ・スイス証券株式会社を経て、2019年1月にウェルスナビに参画。早稲田大学大学院商学研究科修了。

■執行役員リサーチ＆クオンツ　牛山 史朗（うしやま ふみあき）
最先端の金融工学の恩恵を誰でも享受できるようにしたいという想いから、2015年12月にウェルスナビに参画。WealthNaviの提供するウェルス・マネジメントの核となる、中立的で客観的な金融アルゴリズムの開発をリードしている。ウェルスナビ参画以前には、三菱UFJ信託銀行で個人向けの資産運用アドバイスなどを担当した後、野村證券にてグローバルな投資戦略の開発などを行う。京都大学大学院情報学研究科で金融工学を専攻。

市場・マーケット

資産運用ロボアドバイザー市場
2020年度：約110万口座
資産ロボアドバイザーは、投資家に対しAI等を用いた独自のプログラムで投資・運用の支援機能を提供する システムで、国内では2016年頃より市場が立ち上がり、2023年には約230万口座になると予測。

TVCM などのプロモーション展開や最低投資金額が引き下げられたことで、一般投資家や投資未経験者にも利用が広がり、市場は大きく拡大。また、他のネット銀行・証券等との連携が進められており、これらのユーザーへのアプローチが進められていることも利用者増加の要因。
 日本能率協会総合研究所より

会社・サービスの特徴

ロボアドバイザー活用した全自動の資産運用サービスを提供する企業。主力サービスの「WealthNavi」は、ノーベル賞受賞者が提唱した理論に基づいた「長期・積立・分散」の資産運用を全自動で行うことができて、投資の経験や知識、資産の額に関係なく、世界約50カ国1万1,000銘柄への国際分散投資を行うことができる。2016年7月の正式リリースから約4年8カ月となる2021年3月31日時点で、預かり資産4,000億円を突破している。

ビジネスモデル

営業収益の中心が手数料で、預かり資産の年率1％（現金部分を除く、年率・税別。なお、3,000万円を超える部分は0.5％（現金部分を除く、年率・税別）。

代表的な競合

・株式会社お金のデザイン（THEO）
プロとAIがいるおまかせ資産運用。

・株式会社FOLIO（FOLIO）
「京都」や「コスプレ」などの好きなテーマに投資できる新しい投資サービス。

競合優位性

・預かり資産0.1％という手数料で高品質なサービスを提供。
・プロダクト開発力を活かした高い市場シェア
・ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づく金融アルゴリズムから、資産の組み合わせ（ポートフォリオ）を自動で構築。利用者は時間、手間をかけずに最適なポートフォリオによる資産運用が可能。

採用関連

リスクコンプライアンス、シニアリクルーター、金融オペレーター、カスタマーサポート（SV候補）、事業開発（クロースハッカー）、経営企画（メンバー、IRスペシャリスト）、アライアンス開発エンジニア（リーダー候補）、iosエンジニア(マネージャー候補）、広報・PRスペシャリスト、デジタルマーケティングスペシャリスト、SRE、インフラエンジニア（マネージャー候補）、QAエンジニア、Androidエンジニア（マネージャー候補）、事業開発・アライアンス（Business Development Specialist）、クオンツアナリスト、マーケティングストラテジー、開発推進、プロダクトマネージャー／WEBディレクター、サーバーサイドエンジニア（マネージャー候補）、UI/UXデザイナー、コンテンツプランナー、コピーライター

出資・株主

＜資本提携先＞
SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル、DBJキャピタル株式会社

＜資金調達＞
2019年11月　東京大学協創プラットフォーム開発株式会社が運営する協創プ
　　　　　　  ラットフォーム開発１号投資事業有限責任組合を引受先とする
　　　　　　  第三者割当増資により総額約41億円の資金調達を実施。
2018年11月　複数の株主を引受先とした第三者割当増資により25億円、金融
　　　　　　  機関からの融資などにより15億円、総額40億円の資金調達を実
　　　　　　  施。
2018年2月　未来創生ファンド、グローバル・ブレイン、ソニーのコーポレー
　　　　　　トベンチャーキャピタルであるSony Innovation Fund、DBJキ
　　　　　　ャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタルを引
　　　　　　受先とする第三者割当増資により15億円、複数の金融機関からの
　　　　　　融資等により30億円、総額45億円の資金調達を実施。

勝手にキャッチコピー

あなたも国際投資家デビュー

ロボアドバイザーを活用してノーベル賞受賞者が提唱した理論に基づいた「長期・積立・分散」の資産運用を全自動で行うことができる「WealthNavi」は、投資の経験や知識がなくても、簡単に世界約50カ国1万1,000銘柄への国際分散投資を行うことができる。

勝手にペルソナ

群馬県在住・36歳・公務員・資産運用

子供も保育園に通いだした。子供の将来のことや自分たちの老後のことを考えると資産運用をしなければと思い、資産運用セミナーにも参加してみた。投資はハードルが高いと思って、定期貯金しかしてこなかったけど、NISAなどの少額投資が流行り始めてる理由が理解できた。老後2,000万円問題のニュースも話題になっていたし、そろそろちゃんと資産運用を考えていかないと。

ウェルスナビ株式会社を勝手に広報！

ウェルスナビ株式会社を、広報のプロであるプラスカラーの経営陣が勝手に広報しました！紹介動画は「勝手に広報チャンネル」からご覧ください

・創業のきっかけは日米の金融格差で、妻の両親と自分の両親の金融資産の差が10倍もあったことに衝撃を受けたという。次世代の金融インフラを築きたいという想いから起業。

勝手に広報ポイント①
後発にも関わらず、業界を牽引する圧倒的な成長率とそのスピード。

正式リリースから9ヶ月あまりの2017年4月末までに申込数は1万8,000件を更新、預かり資産も100億円を突破。2020年8月時点では、預かり資産2,800億円、口座数32万口座でロボアドバイザー預かり資産運用数No.１といわれている。1年以上継続ユーザーが85%など、かなり継続性も高い。副業解禁・終身雇用の崩壊、老後資金2,000万円ニュースなど、資産運用のニーズが社会で高まり業界全体が伸びている中で、手数料が1%で、入金、出金、取引、口座開設、口座維持手数料、ライフプランといった多彩なサービスを無料で提供していることで圧倒的な成長を果たしている。

勝手に広報ポイント②
差別化を生み出す鍵は、金融業界に強い勢揃いの経営メンバー。

東大、財務省、マッキンゼーを経て、Tech::Campでプログラミングを学んだ代表の柴山氏を筆頭に、No.2の廣瀬氏はドイツ証券で資金調達やM&Aアドバイザリー業務に従事。執行役員の牛山氏も、大手銀行、証券会社で個人向けの資産運用アドバイスやグローバルな投資戦略の開発などを行なった経歴の持ち主。社外取締役の東後氏はマッキンゼーで国内外の顧客の幅広い経営課題に取り組み、Google で日本の中小企業向けマーケティング、及びGoogleマップの事業開発に従事した経歴を有するなど、グローバルに通用する金融とITを掛け合わるノウハウのある組織体制を築いている。さらに、実働メンバーは過半数がエンジニアやデザイナー。「ものづくりする金融機関」を謳っていて戦略的にエンジニアやUIUXデザイナー、マーケティングやオペレーションのマネージャーを積極採用。

勝手に広報ポイント③
提携という手法で確実にシェアを伸ばす、狙うべきターゲット設定とその戦略の作り方。

同社は多くの金融業界、交通業界の企業と連携している。既にサービスを提供している企業として金融業界ではSBI証券、住信SBIネット銀行、ソニー銀行、イオン銀行、横浜銀行、auじぶん銀行、SBIネオモバイル証券、東京海上日動、東京スター銀行、岡三証券、三菱UFJ銀行など。交通業界ではANA、JAL、TOKYU POINT、ODAKYUなど。特に航空業界はANA、JALの大手2社と提携し、マイルを貯めたいビジネスマンからも人気。さらに俳優の唐沢寿明氏をテレビコマーシャルに起用して長期的な目線での資産運用を呼びかけていることからも、ターゲットを30,40代のビジネスマンに絞っていると予想される。