COLUMN
広報で大事なのはストーリー!その商品・サービスにドラマはありますか?【経営者のための広報コラム】
2021.3.12
メディアとコミュニケーションを取り、関係を構築するのは大切なこと。しかし最終的な決め手になるのは、記者が報じたくなるストーリーがあるかどうか。ストーリー設計ができているかどうかで、メディアでの露出量が変わってくるのです。
目次
商品・サービスが魅力的というだけでは報じられない
メディアに取り上げられるために大切なことはなんだと思いますか?もちろん、メディアとつながりを持っておくことは欠かせない要素。絶対的なコミュニケーション量が必要となりますし、優秀なPRパーソンは記者との定期的な情報交換で関係を構築しています。
しかし、前回の【経営者のための広報コラム】でも触れたように、メディアとのつながり以上に大事なのはストーリー設計です。自分たちの会社やPRしたい商品・サービスを、どのようなストーリーで伝えていくか。その設計ができているかどうかで、圧倒的に露出量が変わってきます。言い換えれば、どんなに優れた商品やサービスであっても、ストーリー設計ができていなければメディアに取り上げられる可能性は低いと言えます。
メディアに報じてもらえるストーリーとは?
ストーリーマーケティングという言葉を聞いたことがありますか? モノが溢れる現代において、消費者はモノではなくストーリーを買うという考え方です。
- その商品・サービスはどのような背景で誕生したのか。
- 生産者はどんな想いで取り組んでいるのか。
- その企業は、なぜ・どうやって社会に貢献しようと考えているのか。
そういったストーリーを発信していくことが、視聴者・消費者の心を動かすことにつながるのです。そのためには、まず視聴者・消費者の代弁者でもあるメディアや記者の心にストーリーが響かなければなりません。取材を獲得するために必要なのは、単なる事実が羅列されたプレスリリースではなく、計算されたストーリーの筋書きなのです。
どの企業、どの商品・サービスにもストーリーがある
「うちの会社には、報じてもらうような大層な『ストーリー』なんてない」とおっしゃる経営者の方もいらっしゃいます。しかし私からすると、どんな企業や商品・サービスにも、必ずドラマチックなストーリーがあると感じています。そこに愛があるならば!
自分たちでは当たり前すぎて気に留めていなかった技術や商品・サービスにかける想い、経営者や技術者のエピソードなどが、第三者の目からすると興味深いストーリーであるケースはよくあるのです。特にベンチャー企業には、そういったメディア取材につながる「種」のような情報が隠れていることは珍しくありません。その種をどうストーリーに育てていくかが広報の腕の見せどころです。
ストーリー設計の考え方
社内にいては気づかないストーリーの種も、第三者目線を持った外部の人間であれば掘り起こせるかもしれません。経営目線での広報戦略策定やストーリー企画にご興味がある方は、ぜひ気軽にご相談ください。
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グローバル化が進み、モノや情報にあふれる現代社会において、自社や自社サービスについて発信し、認知を得て、ひいてはファンになっていただく活動は、事業を展開していくうえで必要不可欠であると言えます。
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