広報コラム

広報担当者にとって欠かせない要素とは？会社愛が重要なワケ【ベテラン広報に聞いてみた！】

2023.8.9

広報担当者の業務は、大きく分けて2つ。 1つは社内に向けた広報活動で、生産性の向上や社員のモチベーションアップに貢献すること、もう1つは、社外に向けた広報活動で、自社のサービスや商品の認知拡大を目的とした情報発信をすることです。 どちらの業務においてもコミュニケーション力が必要となりますが、それ以上に大切にすべきことがあります。今回は、広報担当者にとって必要な要素について解説していきます。

広報担当者にとって必要な要素とは？

広報担当者の業務は社外広報と社内広報に分けることができます。
社外広報では主に、自社や自社の商品・サービスを認知拡大させるために戦略を立てて情報発信を行います。
取材獲得や記事露出獲得に向けてメディアへアポイントをとるためのメール送信や架電、プレスリリース配信、SNS運用、自社ブログやnoteへの記事執筆、ピッチ資料の作成など、情報発信と一口で言っても、その業務は数多く挙げられます。

また、社内広報では、社員のモチベーション向上や生産性のアップ、社内教育の一環として、社内報の発行やイベントの企画、社員向け研修などを行います。

広報の役割は、「まだ知られていない自社や自社サービス・商品を世の中に知ってもらうこと」、「知ってほしい相手に伝えたい情報を届けること」です。
そのためにできることを考えて実行するのが広報の仕事です。そのため、業務は幅広く、業務量も多いというのが広報あるあるかもしれません（いいのか悪いのか・・・）。

そんな広報業務を行うにあたって、担当者として向いている素質はあるのでしょうか？
広報担当に向いている素質はさまざまですが、下記の7つは特徴的です。

（1）マルチタスク能力がある
（2）情報の取捨選択ができる
（3）多角的な方向で物事が見られる
（4）企画力がある
（5）分析能力がある
（6）臨機応変能力がある
（7）人付き合いがよい

これらの素質をベースに広報担当者を選んだ方が、業務はスムーズに進むでしょう。
しかしこれらの素質以上に、未経験でも「会社愛がある人」が広報担当者に向いていると私たちは考えます。

会社愛がある人とは？

会社愛がある人とは、具体的にどのような人でしょうか。
会社愛があるというのは、すなわち、自分の会社が大好きな一番のファンと言い換えられます。
よくテレビ番組等で、人気アーティストや有名アイドルのファンの方にインタビューをすると、堰を切ったように自分の推したちのどこが素敵で、どこが好きなのかを熱弁されていますよね？
それと同じことで、広報担当者は自社や自社のサービス・商品を愛を持って熱弁できるか、という点が重要です。
愛があるかどうかで、言葉にこもる情熱や言霊の強さが変わります。

この想いの強さや熱さが、人の心を動かすのです。
どんなに話すのが上手でわかりやすい説明ができるスキルを持っていたとしても、今の世の中であればAIやChat GPTに任せればできてしまうもの。

広報というのは「人対人」で業務を行います。
いくら万能なスキルを持ち合わせていたとしても、機械的なメールや表面上の接客では人の心は動かせないものです。

それに対し、会社をよくするために自分で考え自分の言葉で語れる人というのは、未経験であっても、「生きた言葉」が生まれてきます。これが会社愛がある人を広報人材として採用した方が良いと考える理由です。
もし広報経験がなく不安に感じているのであっても、私たち広報専門家がサポートに入りますので安心してお任せください。

プラスカラーの場合

私たちプラスカラーでは、業務委託契約で様々なお仕事を依頼しています。
その際に必ず大切にしていることは、お仕事を依頼する本人に対して「やりたい！」という気持ちがあるかどうかを必ずお聞きしてからお仕事依頼を行うということです。
スキルセットが必要な業務の場合もありますが、基本的に意志が仕事を動かすものと考えているため、本人の意志を優先しています。

まとめ：広報担当者選びの際には、未経験でも会社愛がある人がいい。

広報は、会社愛がある人がいい。

熱意がある人とない人では、仕事のスピード感や勢いがまったく違います。
そして広報をするにあたって忘れてはいけないことは、生きた言葉で人の心は動かされることです。広報は「人対人」で行うコミュニケーション。未経験であっても会社のサービスや商品を熱く語れる人材であれば、後から成果はついてきます。

もし、専門的な広報戦略など知識やサポートが必要と感じるのであれば、私たちプラスカラーがお手伝いいたします。
これから、広報について本格的に学びたい人のために、定期的に広報セミナーを開催しています。
セミナーでは、広報担当者によくありがちな悩みやちょっとした裏話も盛り込んでお話ししていますので、お気軽にご参加ください。