COLUMN
全社員広報体制を成功させるための3STEPを大公開!【ベテラン広報に聞いてみた!】
2023.8.16

「広報」と聞くと、特定の広報担当者が社内に1~2人いて、広報戦略を立てた上で社外へ情報発信するというイメージを持っている方も多いはず。 しかし、今回おすすめしたい方法は”全員広報”。 つまり、社内全員が広報パーソンとして発信していくスタイルです。なぜ全員広報をおすすめしたいのか、理由を解説します。
目次
なぜ「全員広報」がおすすめなのか?
一昔前までの広報活動の主流は、新聞やTV、雑誌といったマスメディアを活用する発信方法でした。しかし、インターネットやSNSが普及した現代では、誰でも手軽に、かつ無料で情報を発信することが可能な環境が整いました。
そんな時代の変化も手伝って、最近ではマスメディアの方もSNSで情報収集する時代になりました。
いままさに流行っていること、トレンドを知るためにtwitterで情報収集したり、絵になる(いわゆる”映え”)スポットを探すためにInstagramを活用したりと、自分たちに寄せられる膨大な情報の中からお宝(ネタ)を探すより、自分たちが欲しい、知りたい情報を検索して探す時代になっていると言えます。
ともすると、広報さんはプレスリリースを書いたり、記者さんに直接アプローチするだけではなく、HPやSNS、ブログなどで積極的に情報発信することも役割として求められます。
しかし、ここでオススメしたいのは、1人の広報担当者が一生懸命情報発信するのではなく、社内を巻き込んで社員、役員全員で情報発信をしていく「全員広報体制」です。
誰でも手軽に情報を発信できる環境が整っているのに、活用しないのはもったいない!
しかし、ここで注意したいのは、全員が好き勝手に情報発信をしないということ。
統制が取れていないまま社員各々が情報発信することにより、ブランディングと反する情報発信や情報漏洩、炎上といったリスクが発生する可能性が高まります。
せっかく全社員で協力して広報活動をしているのに、ネガティブな結果を引き起こしてしまったら元も子もないですよね・・・
全員広報体制を成功させるために必要なことの1つが「情報発信のルールを定めること」です。
どのように”全員広報”の取り組みをスタートさせたらよいのか、次の章で解説いたしましょう。
全員広報の取り組みを行うためのステップとは?
全員広報のメリットといえば、SNSの拡散力を活用することで、宣伝費をかけなくても個々のお客様に情報が届きやすくなることでしょう。また、個人での発信となることで親しみやすさを生むことで広告感を薄れさせながら、お客様に自社の商品やサービスをアピールすることができることでしょう。
とはいっても、広報未経験者が全員で広報を行うには、「発信ネタがない」「どこまで情報を発信すればよいのか」など悩む部分が多いでしょう。そこで、全員広報の取り組みをスタートするためにおすすめのステップを3段階に分けてご紹介していきましょう。
【全員広報の取り組みを行うためのステップ】
①自社のサービスや製品を1から創り上げるプロジェクトに社員も参加
②広報座談会のような場を作り、皆でネタやアイディアを出し合う
③個人が発信しやすいSNSを活用する(Twitterがおすすめ)
①自社のサービスや製品を1から創り上げるプロジェクトに社員も参加
まずは、広報を行う際に重要なポイント。
それは、「社員が自ら自社を宣伝したい!と思うワクワク感を作る」ことです。
具体的には、新しいプロジェクトの段階で、社員も交えて話し合いの場を設け、”皆で創り上げていくワクワク感”を体感してもらうことでしょう。
新たなプロジェクトに参加しているという意欲を掻き立てること=自社をアピールしたいという広報意欲が社員に根付いてきます。
②広報座談会のような場を作り、皆でネタやアイディアを出し合う
広報意欲を育てると同時に、「広報座談会」のような場を作ると良いでしょう。
ポイントは、座談をしながらネタ発信や知識の共有を同じ場で共有すること。皆で意見を出し合いながら、発信するネタの切り口や情報の線引きを行うことで、社内全体に一体感が生まれています。
③個人が発信しやすいSNSを活用する(Twitterがおすすめ)
広報内容が決まったら、個人で発信を始めていきましょう。
広報初心者におすすめのSNSはTwitterです。140文字から始められるので、文章力に自信がない人でも手軽に始められます。
まとめ:広報戦略が決まったら全員広報で発信していこう!
最近の傾向では、SNSでの個々の発信からメディアに取り上げられるケースが増えてきています。SNSの拡散力をうまく利用して自社の広報戦略を立てていくことが今後のカギになるでしょう。
全員広報を行うことで、情報を求めているお客様に届きやすくなります。そして個々が発信することで企業広告感を出さずに自社アピールができるので、おすすめです。
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