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企業リサーチ

【株式会社Preferred Networks】を勝手に企業リサーチ★byプラスカラー

2021.7.6

ライバルはGoogle?AIを操るトップエンジニア集団有するユニコーン企業の株式会社Preferred Networksさん。大企業からも注目を集める要因とは?

リサーチ企業概要

株式会社Preferred Networks(プリファードネットワークス)
 (TwitterFacebook) 
・設    立:2014年3月26日
・代表者:代表取締役 最高経営責任者 西川 徹(にしかわ とおる)
     代表取締役 最高執行責任者 岡野原 大輔(おかのはら だいすけ)
・社員数:約300名(2020年12月時点)
・所在地:東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビル
・代表的なサービス:ディープラーニング(深層学習)によるAI開発
・株式上場:未上場 
      株式会社Preferred Networks – INITIAL

経営者・創業者・役員

<共同創業者/代表取締役最高経営責任者> 西川 徹
1982年生まれ、 東京都出身。東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻修了。第30回ACM国際大学対抗プログラミングコンテスト世界大会19位。大学院在学中の2006年に株式会社Preferred Infrastructureを設立。2007年大学院卒業後、2013 年 情報処理学会ソフトウェアジャパンアワード受賞 、2014年Preferred Networks を設立、代表取締役社長に就任、現職

<共同創業者/代表取締役 最高執行責任者> 岡野原 大輔
1982年生まれ、 福島県出身。2005 年未踏ソフトウェア創造事業 スーパークリエータ認定、 2006年Preferred Infrastructureを創業 、2006/2007 年NLP 若手の会シンポジウム(YANS)最優秀発表賞 、2007年東京大学総長賞、2009/2010年言語処理学会優秀発表賞 、2010 年 東京大学大学院 情報理工学系研究科博士課程修了、2014 年Preferred Networks を設立、取締役副社長に就任、2018年代表取締役副社長に就任、現職

■取締役 最高技術責任者 奥田 遼介(おくだ りょうすけ)
1989年生まれ、2008年第19回国際情報オリンピック クロアチア大会日本代表、2009年第 20回全国高専プログラミングコンテスト競技部門準優勝 、2014 年東北大学大学院 情報科学研究科システム情報科学 修士課程 修了株式会社、Preferred Infrastructure入社、株式会社 Preferred Networksに転籍、2017年最高技術責任者に就任、2018年取締役に就任、現職

ミッション・ビジョン・バリュー

ビジョン:現実世界を計算可能にする。自分たちの手で革新的かつ本質的な
     技術を開発し、
未知なる領域にチャレンジしていく。
バリュー:
Motivation-Driven(熱意を元に)
Learn or Die(死ぬ気で学べ)
Proud, but Humble(誇りを持って、しかし謙虚に)
Boldly do what no one has done before(誰もしたことがないことを大胆に為せ)

組織体制

企業の大半の社員がエンジニア。技術者採用では、「コンピューターサイエンスのすべての分野に精通していること」「自分の研究分野では世界で一番優れていること」「誰にも負けない技術的な能力を持っていること」と、レベルの高い採用基準となっている。GoogleやApple出身のエンジニア、プログラミングの世界大会入賞者などのメンバーなど、自前で高いAIシステムを開発・構築できる世界レベルの技術者がほとんど。

市場・マーケット

国内AIシステム市場規模
2019年度:818億4,400万円(前年比56%)
2024年には3,458億8,600万円になると予測。企業がさらにAIを活用し、企業内外におけるビジネスと付随するプロセス変革、および業務の自動化が進むことで、AIシステム市場は高い成長を続けていくと予測。
IDC Japan 株式会社より

会社・サービスの特徴

IoT(InternetofThings=あらゆるモノがインターネットとつながること)分野を中心にAI開発を手がけるベンチャー企業で、主にディープラーニングやロボティクスなどの最先端技術の実用化によりイノベーションの実現を目指している。対象領域は交通システムや製造業、バイオヘルスなどの領域をはじめ、パーソナルロボット、プラント最適化、材料探索、スポーツ解析、エンターテイメント、コンピュータサイエンス教育などあらゆる分野にイノベーションをおこしている。

ビジネスモデル

様々な分野の大企業と手を組み、汎用分野の領域も手掛ける。日本を代表する大企業のレバレッジを効かせる形で強いAI製品・サービスを開発し、日本だけでなく世界への拡販を狙っている。

代表的な競合

LeapMind株式会社(リープマインド)
ディープラーニング技術を活用した企業向けのソリューションを提供するSaaS型企業
株式会社ABEJA(アベジャ)
蓄積されたビックデータからディープラーニングを活用して、多様な業界・シーンで社会実装事業を展開する企業
株式会社シナモン
ビジネス人工知能(AI)ソリューションを提供するAIベンチャー日経クロステックより

競合優位性

・AI分野の圧倒的技術力:自前で高いAIシステムを開発・構築できる世界レベルの技術者が集まる。同社の社員数の大半が技術者で、GoogleやApple出身のエンジニア、プログラミングの世界大会入賞者など、優秀なエンジニアが在籍。
・組織力の高さ:「スーパーエンジニア集団」「頭脳集団」など、組織論において注目されることが多い。知識を持つ技術者が集まった組織のため。彼らが課題に向かうとき、それぞれの専門知識を生かした意見を交わすため、お互いに色々な分野の専門知識を得ることができ、結果的に社員のレベルが上がり、同時に組織の技術力も向する。
・AI事業領域の広さ
PFNのディープラーニングを活用した事業領域は、AIシステム開発からフレームワーク開発、教育事業まで多岐に渡る。

最近の主なニュース

■2021年5月 【Renta!】ピクシブとPFNのAI技術によるマンガの自動着色
       サービス「Petalica Paint for Manga」の試験導入開始 

■2021年4月 キュライオとPFN、深層学習と構造解析を用いた創薬の共同
       研究を開始

■2020年7月 コンピュータサイエンス教育事業を開始 

出資・株主

<主要株主>
ENEOS株式会社 、 TEL Venture Capital, Inc. 、 中外製薬株式会社 、ファナック株式会社 、株式会社日立製作所

<資金調達>
2019年7月 JXTGホールディングス株式会社を引受先として第三者割当増資
      による約10億円の資金調達を実施。

2018年8月 中外製薬株式会社から約7億円、東京エレクトロン株式会社から、
      その子会社を通じて約2億円の資金調達を実施。

2017年12月  株式会社博報堂DYホールディングス、株式会社日立製作所、
      株式会社みずほ銀行、三井物産株式会社を引受先として第三
      者割当増資により、それぞれ約5億円ずつの資金調達を実施。

勝手にキャッチコピー

AIを操るトップエンジニア集団

AI開発を手がけるベンチャー企業で、GoogleやApple出身のエンジニア、プログラミングの世界大会入賞者などのメンバーなど、自前で高いAIシステムを開発・構築できる世界レベルの技術者たちばかりが集まっており、企業の大半の社員がエンジニアで占めている。

勝手にペルソナ

福島県在住・20歳・大学生・自作ゲーム作り

小さい頃からパソコンでゲームをするのが好きだった。ゲームのし過ぎなのか、世の中にあるゲームでは物足りずに、独学でプログラムを学んで作っていた。最近の目標は国際大学対抗プログラミングコンテストで世界大会に出て自分の力を証明することだ。

株式会社Preferred Networksを勝手に広報!

株式会社Preferred Networksを、広報のプロであるプラスカラーの経営陣が勝手に広報しました!紹介動画は「勝手に広報チャンネル」からご覧ください

・ACM 国際大学対抗プログラミングコンテスト(ACM/ICPC)の世界大会に出場したメンバーと立ち上げた企業で、西川氏。副社長の岡野原氏とは東京大学大学院 情報理工学系研究科の同級生でプログラミングの好敵手。
・神戸大学と共同開発した超低消費電力の深層学習用プロセッサーMN-Core™を搭載した、PFNの深層学習用スーパーコンピュータMN-3が、最新のGreen500リストにおいて、世界第1位に認定。世界が競い合う「深層学習用スーパーコンピュータの超低消費電力化」において、これらの技術が世界をリードするものであることが証明された。

勝手に広報ポイント①
ライバルはGoogle。東大出身のツートップを筆頭に圧倒的な技術力と日本の頭脳が集結。

小学生時代からプログラマーとして目覚めた西川社長と、週に論文を100本読む天才肌の岡野原副社長は東京大学大学院の情報系研究科同級生でプログラミングの好敵手。在学中にACM国際大学対抗プログラミングコンテストで知り合った京都大学大学院卒のメンバーとともにエンジニア6人で起業し、主に経営面を西川氏、技術面を岡野原氏が支えている。世界に通用するトップレベルの技術力を有する同社は、現在も社員の大半が技術者。技術者の採用の基準も、「コンピューターサイエンスのすべての分野に精通していること」「自分の研究分野では世界で一番優れていること」「誰にも負けない技術的な能力を持っていること」など採用ページに記載されておりハードルは高い。設立7年目のベンチャー企業ながらも、Google、Apple出身者や、プログラミングの世界大会入賞者などの世界屈指の技術者が揃っているため、開発力は他社を寄せ付けないレベルに達している。大手企業相手でも下請け業務はやらず、対等関係にある業務提携のみ行っている戦略も、その実力の表れだ。
インタビュー記事より

勝手に広報ポイント②
メルカリ上場を超える注目度。時価総額3,500億円超えのユニコーン企業。

数少ない日本のユニコーン企業の中でも1位の時価総額を誇っており、大きな注目を集めている。ユニコーン企業とは評価額が10億ドル以上、日本円では約1,000億円以上で10年以内の創業で非上場のベンチャー企業を指す。「国内スタートアップ想定時価総額ランキング最新版(2021年4月)によれば、同社は想定時価総額3,564億円。10年以内の創業で評価額が10億ドル以上の未上場のスタートアップ企業であるユニコーン企業は、国内では8社しかいない中で、1,641億円である2位の企業を大きく引き離して断トツのトップ。未上場企業の時価総額が3,000億円を超えることは非常に珍しい。かつて国内唯一のユニコーン企業と言われていた株式会社メルカリの上場前の時価総額は1,479億円であり、すでに倍以上となっている。さらに上場している東京証券取引所マザーズ市場でも時価総額が3,000億円超えている企業は2021年4月時点でも株式会社メルカリと、フリー株式会社の2社しかいないことからも、同社の注目度の高さが分かる。

勝手に広報ポイント③
第四次産業革命の核「ディープラーニング」。大手企業からも評価される実績。

ディープラーニングは、認識や推論、問題解決など人間の行う知的なふるまいをコンピュータに行わせる人工知能(AI)技術のひとつで、日本語で深層学習と呼ばれるもの。AIに学習させる際に、人間が一定の指示を出す機械学習から発展したもので、AIが自動的にデータから特徴を抽出している。そうしたディープラーニングによる「IoT」のビジネス活用を目指している企業だ。ちなみにloTは「Internet of Things」の略で「モノのインターネット」と呼ばれており、インターネットに接続されていなかったモノが、ネットワークを通じてサーバーやクラウドと接続して相互に情報交換をする仕組み。深層学習の初心者向けに、日本語の オンライン学習資料を無料公開したり、ロボットカーを動かしながら深層学習技術の基礎知識を学ぶことのできる実践的なプログラミング教材を提供したり、コンピュータサイエンス教育事業を開始したりと、ディープラーニングの普及にも努める一方で、ディープラーニングを活用した事業領域は、AIシステム開発からフレームワーク開発、教育事業まで多岐に渡る。大手企業からも相次いで出資を受けており、トヨタ自動車とは自動運転の物体認識技術、NTTとはビックデータ解析、ファナックとはロボット技術で業務提携を結ぶことで事業領域の幅を大きく広げている。特にトヨタ自動車からの出資額は総額100億円を超えており、同社の技術力に信頼を寄せていることが分かる。

勝手に広報チャンネルとは

株式会社プラスカラーが企画するYouTubeの動画コンテンツ。
元広報・現役経営者である2人(代表取締役佐久間・取締役斉藤)が最近気になる会社を約30分でリサーチし、約10分で勝手に広報するというチャンネルです。立ち上げの経緯や企画趣旨の詳細はこちらの記事をご覧ください。