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【CBcloud株式会社】を勝手に企業リサーチ★byプラスカラー

2021.6.18

東洋経済すごいベンチャー100に選出!テクノロジーの力で物流業界の産業構造の変革を目指すCBcloud株式会社さん。物流業界に特化した経歴を持つ経営陣がどのように物流業界を改善しようとしているのか?運送業界の労働環境は現状どのようなものなのか、環境改善のために生まれた「PickGo」とはどのようなサービスなのか?

リサーチ企業概要

CBcloud株式会社(FacebookWantedly)
・設立:2012年5月
・代表者:代表取締役 松本 隆一(まつもと りゅういち)
・社員数:74名
・所在地:東京都千代田区神田練塀町300 住友不動産秋葉原駅前ビル16階
・代表的なサービス:配送マッチングプラットフォーム「PickGo
          物流業務支援システム「SmaRyu」(スマリュー)
・株式上場:未上場
       CBcloud株式会社 – INITIAL

経営者・創業者

<創業者/代表取締役CEO> 松本 隆一
1988年生まれ、沖縄県出身。高校時代に独学でプログラミングを修得。自身が通っていた「東進衛星予備校」の授業配信システムを開発し同校に導入、現在も採用されている。高校卒業後、航空保安大学校を経て国土交通省に入省。航空管制官として羽田空港に勤務。2013年に退省、他界した義父の運送業を継ぎ、配送ドライバーを経験。同年CBcloud株式会社を設立。

■取締役 翠 勇樹(みす ゆうき)
大学卒業後、株式会社リクルートスタッフィングに入社。人材ビジネスの営業や新規拠点の立ち上げ、子会社の経営統合に携わり、その後人事コンサルティング会社にて採用・人材開発・組織開発・人事制度のコンサルティングに従事。2010年、株式会社じげんに入社。人事・広報機能を立ち上げ2017年執行役員兼CHROに就任し、スタートアップ期から東証一部上場鞍替えまでの成長を牽引。その間、自ら立ち上げた新規事業会社やM&Aした株式会社ブレイン・ラボの代表取締役社長など複数事業の経営を歴任。2019年よりCBcloud株式会社に参画後、2020年1月に執行役員に就任し、人事本部とSmaRyu事業本部を管掌。2020年7月、取締役に就任。

■執行役員 早野 祐司(はやの ゆうじ)
1981年生まれ、埼玉県出身。2004年慶応義塾大学商学部卒業、三井物産株式会社入社。ICT事業本部にて輸出業務、オンライン広告事業等を経て、物流が複雑化するネットスーパー事業の再構築を大手小売事業者と共に進める。また、米国の越境EC事業者、中国の飲食店向けモバイルコマースのスタートアップへ出資。事業検討の中で、物流がボトルネックとなって展開できないビジネスが多くある現実に直面。新聞の小さな一記事でまだ運送業者を営んでいた頃の松本を知り、以降頻繁に議論するように。2016年10月に三井物産を退職し、同年11月より参画、オープンプラットフォーム立ち上げに寄与する。現在はサービスと組織を制度面の構築で支える。

■執行役員 皆川 拓也(みながわ たくや)
1980年生まれ、千葉県出身。2005年KDDI株式会社入社。C向けインターネット商材販売、中国駐在を経て、大手SNSとの事業提携、2014年よりスタートアップ支援プログラム「KDDI ∞ Labo」の企画・運営などを統括、CVC業務も兼任しフロンティア領域の出資も担当。支援プログラムでのCBcloud採択を通して松本と議論する中で、物流業界の改善ポテンシャルを実感。大企業ではなく、スタートアップの立場でスピード感を持った業界変革に挑戦するべく、2017年12月にKDDIを退職、2018年1月より参画。現在は配送業界の変革を業界全体で加速度的に進めるため、他企業とのアライアンス推進などに尽力。

■執行役員 佐川 大介(さがわ だいすけ)
横浜出身。慶應義塾大学時代、大学発の医療系ベンチャーの取締役として事業拡大に従事。大学卒業後は、ベンチャーキャピタルにて海外ファーストフードチェーンの日本国内展開に初期メンバーとして参画。その後、独立系会計コンサルティングファームに転職し、ベンチャーキャピタル業務、投融資業務等のファイナンス全般に従事。2010年にGoogleに参画し、新規顧客開発本部の日本での立ち上げを行い、同組織の拡大を統括部長として担当。2015年にマーケティング本部に異動し、広告プラットフォームの日本担当マーケティングマネージャーとしてマーケティング業務に従事。同マーケティング本部時代、日本においてGoogleのベンチャー支援プロジェクトの立ち上げ。翌年2016年にKDDI∞Laboの社外アドバイザーとなり、CBcloud株式会社を約1年間支援。2020年1月CBcloudに執行役員として入社。

ミッション・ビジョン・バリュー

ミッション:世の中の眠る力に革新を
ビジョン:「届けてくれる」にもっと価値を
7Valuesでかいことをやろう Think Big
     自ら動く Drive a Change
     最短でいこう Move Fast
     本質的支援を Focus on Partners
     熱で巻き込む Lead with Passion
     可能性を尽くす Do All You Can
     そして楽しもう And, Have Fun!

組織体制

年齢層は20歳~30代が多く、男女比は2:1、派遣社員も含めると1:1。
大企業~ベンチャー・公務員出身者など、幅広い人材が在籍している。
オフィスはワンフロアで、気になること・相談事があったらすぐに聞ける環境。

市場・マーケット

・マッチングサービス市場
提供側が得ている収入:年間で約1兆1,800億円
利用側が支出している金額:年間で約4,400億円
シェアを「スペースのシェア」、「モノのシェア」、「移動のシェア」、「スキルの シェア」、「お金のシェア」の5つに分類し、モノやサービスを提供する側と利用する側で どの程度の金額がやり取りされているのかを市場規模と捉えて推計。将来の利用意向を踏まえ、潜在市場規模を推計した結果、提供側が得る可能性がある収入は年間で約2兆6,300億円、利用側が支出する可能性がある金額は年間で約1兆1,100億円。
情報通信総合研究所

・トラックシェアリング市場規模
2019年度:1,180億円(見込み、前年比109.3%)
2025年度2,120億円(予測、2018年度比196.3%)
トラックドライバー不足が社会問題化する中で、オンライン上でマッチングするサー ビスがスタートアップ企業を中心に展開され始めており、市場拡大が予想される。 
次世代物流ビジネス・システムの実態と将来展望 2019

会社・サービスの特徴

物流業界の多重下請けやドライバーの労働環境の改善をはじめとした構造的課題を解決し、新たな社会インフラを構築する企業で、会社配送マッチングプラットフォーム「PickGo」を運営している。全国約20,000人以上のドライバーが登録し、26,000人以上のユーザーが荷主として利用しており、プラットフォーム上で両者を直接繋ぐことで、比類ないスピード感と配送品質を実現している。PickGoパートナーによる24時間買い物代行サービスも実施しているが、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、大阪府、福岡県の7都市のみ。配送業務のスキマ時間にユーザーに代わって買い物を行っている。さらに、物流に携わる人たちのために、もっと効率よく快適に、価値を高めて働けるようにしたクラウドを活用した物流業務支援システム「SmaRyu」も提供している。

ビジネスモデル

・PickGo事業
配送料金:陸路4,950円~、空路13,000円~
ドライバーと運営会社の割合は不明
買い物代行:買い物実費+代行料(550円~)の5%をサービス料として徴収

・SmaRyu事業
低コストで導入できる。

代表的な競合

株式会社セルートDIAq
いますぐ荷物を届けてほしい人が、近くにいるドライバー、ライダー、メッセンジャーを探して配達を依頼するスマートフォンのアプリ。

株式会社HacobuMOVO
運ぶという課題をワンストップで解決し物流DXを支援するアプリケーション。

競合優位性

・配車マッチング率99.2%(業界No.1)
・依頼からエントリーまで56秒(業界最速)
・登録ドライバー数26,000人(業界No.1)
・配送パートナー35,000台以上
・離島を除く国内で利用が可能
HPより)

最近の主なニュース

■2021年5月 宅配効率化システム「SmaRyu Post」を、日本郵便に導入
       拡大

■2021年1月 『Ginowan Base』を沖縄県宜野湾市に開設
■2019年10月 JR東日本スタートアップとCBcloudが資本提携契約を締結

出資・株主

<主要株主>
JR東日本スタートアップ株式会社 、株式会社りゅうぎん総合研究所、 株式会社沖縄タイムス社 、 日本郵政キャピタル株式会社 、 ソフトバンク株式会社

<資金調達>
2017年9月 株式会社シーアールイー、KLab Venture Partners株式会社、
      東熱パネコン株式会社、他大手コマース事業会社1社、ベン
      チャーキャピタル1社を引受先として第三者割当増資によ

      3.4億円の資金調達致を実施。
2019年8月 ソフトバンク株、株式会社シーアールイーの4社を引受先とする
      第三者割当増資を実施し、シリーズBラウンドとなる総額約12
      億3,900万円の資金調達を実施。

2019年9月 JR東日本スタートアップ株式会社、BORベンチャーファンド
      1号投資事業有限責任組合、株式会社沖縄タイムス社の3社を
      引受先とする第三者割当増資の資金調達を実施。

勝手にキャッチコピー

物流ドライバーファーストで新たなインフラが生まれる

Eコマースの成長等により、物流の需要拡大と人材不足が叫ばれている中、IT技術を活用した物流システムは、次世代物流システムとして成長が見込まれる。そうした中「PickGo」事業は、代表の運輸業界の経験を活かしたドライバーファーストなサービスを行なう。

勝手にペルソナ

沖縄在住・49歳・ドライバー・演歌が好き

忙しい時期は依頼を断るほど仕事があるけど、暇な時期は依頼のない日々が続く。仕事は委託している業者まかせで自分で仕事を作ることができないから、なかなか予定を組むことができない。空き時間も仕事を探せて、自分で仕事が調整できたらどんなにうれしいだろう。

CBcloud株式会社を勝手に広報!

CBcloud株式会社を、広報のプロであるプラスカラーの経営陣が勝手に広報しました!紹介動画は「勝手に広報チャンネル」からご覧ください

・元航空管制官である代表の松本氏が、最も急速に巨大に発達する積乱雲(航空用語でCB)のように、業界を大きく変革していく企業を創りたいという想いを込めて名付けられた。運輸業界に関わっていた代表がBtoB運送を担う中小の運送会社と個人事業主のドライバーが仕事を断りにくい環境に置かれている、能動的に仕事をとりに行くこと難しいということを知り、作られたサービス。(インタビューより)
・運送業経営の現場で、多重下請け構造や非効率な慣習から、業務改善に余力がない物流業界の現状を実感。自身の会社だけでなく、あらゆるドライバーの環境を改善することで業界全体をより良くすべく、ITによる業界変革を決意。これまでに、ドライバーに意思決定権のある自由な働き方、効率的な稼働、正当な業務評価により努力が可視化される環境を提供してきた。ドライバーの価値が正当に評価され尊敬される存在になることを目指し、常に「現場で働く人のため」に尽力する。

勝手に広報ポイント①
物流業界に特化した経歴を持つ経営陣とオープンイノベーション方式のスペシャリストによって拡充されたビジネスサイド。

創業者であり代表の松本氏は国土交通省で航空管制官としての経験や義父の運送業を継いで配送ドライバーを経験するなど、異色な経歴の持ち主。物流業界のキーマンとのコネクションも豊富で、業界特有の問題や規制も熟知しているため、打ち手を見つけるのが早く、且つ具体的であることが強みだ。実績としては運送と宅配物流ともに日本で3本の指に入る企業も導入していたり、ドライバーの収入を約2倍にするなど、着実に業界を変えつつある。陸・空の業界で共通していたのが体育会系でウェットな世界であったこと。さらに、羽田空港の管制官として、リカバリー策も考えながら同時に20機ほどとやり取りをしなければならず決断力が求められていた経験が、経営や事業作りに活きている。また、メンバーとしては、ビジネスサイドに創業期のスタートアップを経験者や、IPO前後のフェーズ経験者が複数在籍している。2019年8月1には、シリーズBラウンドとなる総額約12.4億円の資金調達をしており、その資金は主に採用の強化、組織体制の強化に使用されている。2020年3月には「Project ABC(Advisory Board of CBcloud)」というパートナーシップ制度を新設し、各分野において高度な専門性と先進的なナレッジを携えた12名のエキスパートをアドバイザーとして迎え入れるなど、経営基盤も強化している。
Wantedly

勝手に広報ポイント②
ドライバー不足と労働環境の改善に対応。日本最大級のフリーランスドライバーのマッチングプラットフォームサービス。

トラック運送業は典型的な労働集約型の事業であり、平成30年のデータでは営業費の85.6%が運送費、そのうちの39.7%を人件費が占めている。また、トラックドライバーの年間労働時間は、全産業平均と比較しても400時間以上長く、トラック運送業界は人手不足と労働問題の改善が運送業界全体の課題になっている。そこで2016年に始めたのがフリーランスドライバーの労働環境や条件等の改善を目的に荷主と軽貨物自動車を有するフリーランスドライバーを即時につなぐマッチングプラットフォームサービス「PickGo」だ。2020年8月時点では20,000人以上のフリーランスドライバーが登録されていて、緊急配送をはじめとした様々な荷主のニーズに対応している。しかも配送マッチング率は99.2%、依頼からエントリーまでは56秒と自社調べでは業界NO,1を記録するなど、日本最大規模のプラットフォームとなっている。個人用の買い物代行は都市部など限るが、ビジネス用のサービスは47都道府県に対応。陸空海の各輸送手段に対応していることが強みで、SAGAWA、ANA Cargo、JR東日本スタートアップ、km、宝交通社といった物流業界の大手と提携しているからこそ実現している。こうした強みで「PickGo」は“モノのMaaS”(Mobility as a Service)を実現し、モノの移動”に変革をもたらしている。
HPPickGo

勝手に広報ポイント③
荷主の配送業者への依頼時間とドライバーの入金機能を即日化。三方良しを考えたサービス開発を推進。

サービスの特徴としてはマッチングまでの時間、手軽さだ。荷主側はこれまで車両を手配するために、複数の配送業者へ電話やFAXで見積りを依頼し、依頼だけで30分〜1時間ほどかかっていたが「PickGo」により、WEB上で配送条件を入力するだけで見積りがすぐに確認でき、約1分で配送業者への依頼を可能にした。ドライバーにとっても、以前は電話で一方的に荷主からの仕事を受けるのが当たり前だった状況が、「PickGo」を通じてスマートフォンでエントリー可能な仕事をリアルタイムで確認できるので、空き時間を活用して好きな仕事を選択することが可能となっている。さらに、物流業界初の「即日入金」の機能を実装し、ドライバーから大きな反響を得ている。物流業界では、通常は稼働してから報酬を受け取るまで1~2か月のタイムラグが発生することが多く、普段からガソリン代や、駐車場代などでお金を使うドライバーにとっては、キャッシュフローが回らないことが悩みの種だった。この即日入金の機能実装にあたり外部との連携が発生したが、外部調整も含めて同社のエンジニアが数週間という短いスピードで対応し、実装している。
wantedly

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元広報・現役経営者である2人(代表取締役佐久間・取締役斉藤)が最近気になる会社を約30分でリサーチし、約10分で勝手に広報するというチャンネルです。立ち上げの経緯や企画趣旨の詳細はこちらの記事をご覧ください。