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企業リサーチ

【株式会社TBM】を勝手に企業リサーチ★byプラスカラー

2021.8.18

環境と費用の両面に優しい新素材を開発した企業である株式会社TBMさん。ビジネスとサステナビリティの両方を実現する革命的な新素材「LIMEX」とは?

リサーチ企業概要

株式会社TBM(TwitterFacebookwantedly)
・設立:2011年8月
・代表者:代表取締役CEO 山﨑 敦義(やまざき のぶよし)
・社員数:213名(2021年4月現在)
・所在地:東京都中央区銀座2-7-17-6F 
・代表的なサービス:革命的新素材LIMEX(ライメックス
・株式上場:未上場
      株式会社TBM – INITIAL

経営者・創業者・役員

<創業者/代表取締役CEO> 山﨑 敦義
1973年生まれ、大阪府出身。中学卒業後、大工見習いを経て、20歳で中古車販売業を起業後、複数の事業を立ち上げる。30代になり、グローバルで勝負が出来て100年後も継承される人類の幸せに貢献できる1兆円事業を興したいと奮起。時代の架け橋となる株式会社TBMを立ち上げる。Japan Venture Awards 2016「東日本大震災復興賞」受賞。Plug and Play 2016「世の中に最も社会的影響を与える企業-ソーシャルインパクトアワード」受賞。2017年、スタンフォード大学にて日米イノベーションアワード受賞。日経スペシャル「カンブリア宮殿」10周年500回記念番組に登場

■取締役会長 角 祐一郎(すみ ゆういちろう)
1929年生まれ。1989年山陽国策パルプ株式会社専務取締役就任、1993年日本製紙株式会社専務取締役就任、1999年株式会社ベンチャーサポート代表取締役社長就任、2006年イーディコントライブ株式会社取締役就任、2011年株式会社TBM取締役就任、2014年株式会社TBM取締役会長就任に現在に至る。

■取締役COO 坂本 孝治(さかもと こうじ)
1990年伊藤忠商事入社、207年エキサイト株式会社に転籍し、新規事業の立ち上げを中心に上場を経験した後、代表取締役に就任。2012年から入社したヤフージャパン株式会社では、ECや課金サービスの責任者を担った後、ヤフージャパン株式会社の100%子会社をアメリカに設立し、社長に就任しシリコンバレーで活動。シリコンバレーでは世界中の企業がシリコンバレーに集まり切磋琢磨しながら、そこから世界中の市場に挑戦し、成長していく案件を数多く見た中で、日本企業、日本のベンチャーが世界に挑戦し、世界市場で活躍する事に、自身も挑戦したいと考え、2016年TBM社外取締役就任として海外進出を支援していたが、2018年同社取締役就任。

ミッション・ビジョン・バリュー

ミッション:進みたい未来へ、橋を架ける

組織体制

元日本製紙の専務取締役や、元花王の取締役、元丸紅の副社長、元内閣総理大臣補佐官、元Yahoo Japan 執行役員など、日本の産業成長を最前線で支えてきた人々を経営陣に持つ。
メンバーも様々な業界・業種の出身者で、3MJapan 、三井化学、東レ、伊藤忠 、Mckinsey 、Accenture、PwC 、三菱総研 、 電通 、 博報堂 、リクルート、Yahoo、UBSなど。

市場・マーケット

海洋生分解性素材市場
使い捨て容器包装の海洋プラごみ問題が深刻化する中で、プラスチックに対抗する新規有望素材が続々登場している。
矢野経済研究所 

会社・サービスの特徴

自社開発(特許取得)した複合材料から作られた新素材「LIMEX」、および商品の製造、開発、販売を行なっている。「LIMEX」の原料である石灰石は埋蔵量も多く、 日本でも100%自給自足できるうえに、世界の埋蔵量も豊富。紙・プラスチックの代替製品となることから、注目度も高い。さらに、紙の代替製品となるLIMEXシート製品からプラスチックの代替製品の原料となるLIMEXペレットを製造し、プラスチック代替の成形品をつくるなど、リサイクルの先をいく、アップサイクルとして元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出すことを最終的な目的とした持続可能な「モノづくり」をしている。

ビジネスモデル

石灰石を主原料とした新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造・販売

代表的な競合

株式会社カミーノ(新素材PAPLUS®
紙とトウモロコシ由来生分解樹脂からできた植物由来成分99%以上(世界最高水準)のバイオプラスチック製品。

競合優位性

・主原料となる石灰石は世界的に埋蔵量が多く、日本でも100%自給自足できる資源
・複合材料であるLIMEXは、その製造に専用の設備を必要としないため、既存の機械や製造方法を活用してLIMEX製品が作れる

最近の主なニュース

■2021年5月 石灰石を主原料とする「LIMEX Sheet Bag」が、「yoshie
       inaba」と「LAPEREAU yoshie inaba」のショッピング
       バッグに採用 

■2021年3月 TBM、石灰石を約25%含むポリ袋「LimeAir Bag」を発表
■2021年2月 TBM、石灰石を主原料とするLIMEXの第二プラント「多賀
       城工場」が竣工

出資・株主

<資金調達>
2018年11月 大日本印刷と凸版印刷、三菱鉛筆、ゴールドマンサックス、
       フランスベッドホールディングスなどを引受先とする第三者
       割当増資により、総額31.2億円の資金調達を実施。

2019年3月 SBIグループ、三洋化成工業株式会社、JR東日本スタートアップ
       株式会社を引受先とする第三者割当増資により総額15.5億円
       の資金調達を実施。

2020年11月 株式会社アデランス、株式会社島精機製作所、Spotlight 1号、
       摂津倉庫株式会社、DCMホールディングス株式会社、株式
       会社電通グループ、日本コルマー株式会社、株式会社薬王堂、
       株式会社ヨドバシホールディングスなどを引受先として第三
       者割当増資による総額20.6億円の資金調達を実施。

勝手にキャッチコピー

エコにも費用にも優しい新素材

石灰石は世界的に埋蔵量が多く、日本でも100%自給自足できる資源の石灰石をベースに作られて、紙やプラスチックに代替する商品として注目を集める新素材。今では4,500社を超える企業にも導入され、社会で様々な課題のあった問題を次々と解決していく。

勝手にペルソナ

大阪府在住・28歳・営業・石集め

今まで事務をしていた私だが、最近営業部に配属された。今まで名刺なんてあまり配ったことなかったけど、最近は最近購入した名刺入れに入れて必ず持っている。先輩からうちの会社の名刺は紙でないことを教えてもらった。紙ではないってじゃあ何でできてるの?と思って聞いてみたけど、LIMEXって言われても紙にしか見えない。

株式会社TBMを勝手に広報!

株式会社TBMを、広報のプロであるプラスカラーの経営陣が勝手に広報しました!紹介動画は「勝手に広報チャンネル」からご覧ください。

LIMEXは造語で、石灰石を表す「ライムストーン(LIMESTONE)」に無限の可能性を感じさせる「X」を合わせて名づけられている。

勝手に広報ポイント①
紙の神様との出会いで起業。世界規模の仕事に挑戦を決めた創業者

中学卒業後大工の見習いをし、20歳で中古車販売を起業した代表の山﨑氏。社員旅行訪れたヨーロッパで目にした歴史的な建造物や街並みに衝撃を受け、グローバルで勝負が出来て100年後も継承される人類の幸せに貢献できる1兆円事業を興したいと奮起したことが同社の立ち上げの基礎となっている。そうした野望を持っていた時に台湾の企業が製造していた石炭石由来の紙である「ストーンペーパー」に出会ったことで、すぐに日本代理店の契約を結び日本へ輸入・販売を行う事業を展開を開始している。そして自社で生産しようと試みたが品質向上や重量などの課題にぶつかってしまう。そんな時に知人の紹介で出会ったのが日本製紙の元技術者で、「紙の神様」といわれた角氏だ。彼から技術的助言を受けて課題を克服し、ストーンペーパーに似たような素材を自社開発し、TBMを設立している。
情熱社長 Technologist’s magazine日本経済新聞 (nikkei.com)PlusParavi(プラスパラビ)

勝手に広報ポイント②
ビジネスとサステナビリティの両方を実現する革命的な新素材

同社の主力サービス「LIMEX」は石灰石とポリオレフィン樹脂で作られた素材で、紙・プラスチックの代替製品を成形可能となっている。全国の「吉野家」のメニュー表や東京マラソンのマップをはじめ、大手企業をはじめるとす2,500社以上の名刺などに採用されているが、この原材料となる石灰石は、世界各地で埋蔵量が豊富で、日本でも100%自給自足できる資源だ。同社は、2014年に国内特許を取得し、現在は世界40か国以上で特許出願し、日中欧米を含む40か国で登録済で、 その他にも100件以上の特許出願を実施しており、国際会議で紹介されている他、日本の優れた技術として、国際連合工業開発機関(UNIDO) のサステナブル技術普及プラットフォームにも登録されている。素材の特徴としては石灰石を使用しているため、紙の生成のように、木と水、石油を必要としないため、特に水不足の地域でも紙の代替品を作ることが可能となっていうえに、木と水を守り、地球環境保護につながる新素材でプラスチックの代替品としても注目されている。主原料となる石灰石は世界的に埋蔵量が多く、日本でも100%自給自足できる資源で、製造方法もシンプルで、リサイクルも可能なのでビジネスベースでも採算のとれる事業だ。サスティナビリティを叫ばれる今の時代だからこそ、ニーズも増えてさらに成長していく。
 庶民のIPO (ipokabu.net) 株式会社リクルート (recruit.co.jp)

勝手に広報ポイント③
100年後も持続可能な社会を目指し、世界へ挑戦する名だたる企業から集まった厳選メンバー

グローバル展開を進める同社の高い技術力を持つ製品開発を支えているのが、日本製紙で専務取締役を務めていた会長の角氏をはじめ、日本を代表する企業から人材を集めてきたことだ。元花王の取締役、元丸紅の副社長、元内閣総理大臣補佐官、元Yahoo Japan 執行役員など、日本の産業成長を最前線で支えてきた人々を経営陣に持っているうえに、メンバーも3MJapan 、三井化学、東レ、伊藤忠、Mckinsey 、Accenture、PwC 、三菱総研、電通、博報堂、リクルート、Yahoo、UBSなど様々な業界から人材を受け入れている。年齢も20代から90代の幅広く、若手とシニアが共創して作っている会社であり、出身や経験に関わらず、会社のビジョンや事業の可能性を信じる仲間を受け入れる体制があることで集められた人材の宝庫と言える。そうしたメンバーにより作られたLIMEX 製品は、実用化に向けて大手事業会社との共同開発やパートナーシップを強化し、5,200社を超える企業にLIMEX製品を導入。「LIMEX Bag」に出展し、LIMEXは、世界中から500 件以上の引き合いをもらうなど注目を集めている。資金調達150億円で、1,237億円の企業価値を有する同社は、SDGsに貢献することが一つの企業の役割となっている時代に、提供するサービスそのものが貢献しているという点が注目されて、優秀な人材や資金の調達が可能になっている、企業価値の高い企業だ。
プレスリリースBusiness Insider Japan採用ページ国内スタートアップ想定時価総額ランキング最新版

勝手に広報チャンネルとは

株式会社プラスカラーが企画するYouTubeの動画コンテンツ。
元広報・現役経営者である2人(代表取締役佐久間・取締役斉藤)が最近気になる会社を約30分でリサーチし、約10分で勝手に広報するというチャンネルです。立ち上げの経緯や企画趣旨の詳細はこちらの記事をご覧ください。