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【株式会社カンカク】を勝手に企業リサーチ★byプラスカラー

2021.5.13

画期的な店舗運営と最先端のテクノロジーの融合により「新しい」を創り出す株式会社カンカクさん。「テクノロジーとクリエイティブの力で、新しい都市の風景を創り出す」というビジョンの下で、オンラインとオフラインの垣根をなくす消費体験を可能にするための店舗運営とアプリ開発のノウハウとは。

リサーチ企業概要

株式会社カンカク(note)
・設立:2019年6月
・代表者:代表取締役 松本 龍祐 (まつもと りゅうすけ)
・社員数:17名
・所在地:東京都港区麻布十番2丁目20−7 髙木ビル 4F
・代表的なサービス:完全キャッシュレスカフェ「TAILORED CAFE」
・株式上場:未上場

経営者・創業者

<創業者/代表取締役> 松本 龍祐
1981年生まれ、神奈川県出身。中央大学在学中より出版系ベンチャーの立ち上げ、カフェなどを経営。2004年より中国企業のSNS立ち上げに参画し、2006年にコミュニティ企画・運営に特化したコミュニティファクトリーを設立。2012年9月にヤフー株式会社へ会社を売却。同社アプリ開発室本部長を経て、2015年5月よりメルカリに参画。同年9月、新規事業を行うグループ会社、株式会社ソウゾウの代表取締役社長に就任。2017年11月金融関連の新規事業を行うグループ会社、株式会社メルペイの取締役に就任。2018年4月、同社取締役CPOに就任。2019年6月に株式会社カンカクを設立。現在、完全キャッシュレスカフェ「KITASANDO COFFEE」「TAILORED CAFE」およびプレオーダーができるモバイルアプリ「COFFEE App」の開発・運営に加え、夜パフェブランド「parfait✕parfait」を展開。

ミッション・ビジョン・バリュー

ミッション:Building the next Ordinary.
      テクノロジーとクリエイティブの力で、新しいライフスタイルを
      創り出す。
ビジョン :Building the next city.
      テクノロジーとクリエイティブの力で、新しい都市の風景を創り
      出す。

組織体制

カフェ事業、ニューリテール領域、D2C領域を中心に新しいプロジェクト立ち上げメンバーを増やしている。

市場・マーケット

・外食産業市場規模
2019年度:26兆439億円(前年比1.3%増)
そのうち、料飲主体部門(喫茶店、居酒屋、料亭など)の市場規模は4兆9,918 億円と前年より 0.5%増加、「喫茶店」は、1兆1,780 億円と前年より1.2%増加している。
令和元年外食産業市場規模について

・国内キャッシュレス決済市場規模
2018年度:約82兆円
2019年度:約89兆円の予測
政府主導によるキャッシュレス化の推進でコンタクトレス決済全体が拡大する。またQRコード決済をはじめとするスマートフォン決済の拡大により、利用者の利便性や利得性が向上することで利用そのものが促進。
矢野経済研究所調べ

会社・サービスの特徴

完全キャッシュレスカフェ「KITASANDO COFFEE」、「TAILORED CAFE」や独自モバイルオーダーアプリ「COFFEE App」の開発・提供などを行っているスタートアップ企業でカフェ事業、ニューリテール領域、D2C領域を中心に新しいプロジェクトが複数進行中。「Building the next city.」をビジョンに掲げ、インターネットとリアルな業態をつなぐ、様々なサービスを展開している。

ビジネスモデル

通常売上と月額のメンバーシップ料金(サブスクリプション)
定額制で4,180円(税込)/月~コーヒー飲み放題でその他のドリンクも200円OFF。

代表的な競合

スターバックス コーヒージャパン株式会社(スターバックス コーヒー)
世界規模で展開するシアトル系コーヒーの先駆け。My Starbucksに登録すればモバイルでオーダーと支払いが可能。
株式会社ジゴワッツ(ROBOTS.COFFEE)
ロボットがバリスタの技を再現しコーヒーを淹れるキャッシュレスカフェの運営。

競合優位性

・コーヒー等を決済や待ち時間のストレスなくスムーズに受け取れる
・サブスクリプション機能による、上限なしのコーヒー飲み放題
・新型コロナウイルスの波及を見て、サブスク型のデリバリーサービスをいち早く開

採用関連

事業開発、プロダクトマネージャー、デザイナー、iOSエンジニア、Androidエンジニア、Backendエンジニア、WebFrontendエンジニア、ニューリテール事業責任者候補

出資・株主

<主要株主>
株式会社アカツキ、株式会社ジェネシア・ベンチャーズ、株式会社Coral Capital

<資金調達>
2020年9月 ジェネシア・ベンチャーズ、Coral Capital、Heart Driven
      Fundらを引受先とする第三者割当増資をシリーズAラウンド
      にて3.5億円の資金調達を実施。

勝手にキャッチコピー

オンラインとオフラインをカフェでつなぐ。

「テクノロジーとクリエイティブの力で、新しいライフスタイルを創り出す。」をミッションに、まず取り組んだのは身近な存在であるカフェから。完全キャッシュレスのカフェを立ち上げ、オンとオフの垣根をなくし、融合させる「ニューリテール戦略」を遂行。因みにニューリテールとは小売業のオンラインとオフラインを融合させた新しい消費体験のこと。

勝手にペルソナ

神奈川県在住・22歳・アルバイト・週末のカフェ

最初に働いた会社を辞めて、今は飲食店でバイトしながら次の就職先を探している。忙しいバイトから解放されてほっと一息つけるカフェ巡りが最近の唯一の楽しみ。最近、月額定額制でコーヒー飲み放題のカフェを見つけた。事前に注文できるし、お金はないけどカフェ好きの私にはぴったり。

株式会社カンカクを勝手に広報!

株式会社カンカクを、広報のプロであるプラスカラーの経営陣が勝手に広報しました!紹介動画は「勝手に広報チャンネル」からご覧ください

スタートアップ界隈で著名な松本氏がメルペイCPOを退職してまで取り組んだカフェ×キャッシュレスの株式会社カンカク。「急速に成長しているプラットフォームの中核を担うのはやはり決済だと感じていた。一方で決済はコモディティ化しやすい領域。」とインタビューで応えている通り、オフラインかつ毎日使うサービスであるカフェに目をつけた。

勝手に広報ポイント①
ヤフーへの会社売却と協業、メルカリ参画を経た創業者が着目した新事業。

中国企業のSNS立ち上げやアジアで大ヒットしたスマートフォン向けアプリのリリースやメルペイCPOと、インターネット分野において、時代ごとのターニングポイントを抑えている代表の松本氏。過去に設立したコミュニティファクトリーで「DECOPIC(デコピック)」という女性向けスマホカメラアプリをリリースし、アジアを中心に全世界700万DLを記録。アジアでヒットした段階で、スマートフォン領域で次の事業展開を考え、資金調達の必要性からヤフーの子会社にもなっている。「女性向け」「ソーシャルマーケティング」という特徴は残しつつ、2012年9月にヤフーとは協業するという形で企業売却を行なっていたという流れが、メルカリ新規事業の統括として参画するに至った背景にもなっている。メルカリ参画後はメルペイの取締役としても参画しており、キャッシュレス化という大きな時代の流れにも関わっている。これまでの松本氏のアジアで大ヒットしたスマートフォン向けアプリのリリースやヤフー株式会社への事業売却経験、そして複数回の起業を経験などが現在の事業基盤となっている。

勝手に広報ポイント②
オンラインとオフラインの垣根をなくした消費体験への挑戦。

カフェを通じて、「ニューリテール」を築き上げることを目指している。ニューリテールとは、EC市場の成長率の鈍化により、中国ベンチャー企業を牽引するアリババが現在重点的に提唱している戦略で、小売業のオンラインとオフラインを融合させた新しい消費体験のこと。それと対をなすのがキャッシュレス決済市場で、政府がキャッシュレス化を後押しをしていることもあり、巨大マーケットになっている。代表の松本氏がメルペイ事業に携わる中で、実店舗や実経済に触れる機会が増えたことから、非インターネット領域でのビジネスの変革の余地があると考え、テクノロジーを入れることでリアルの生活をもっと良くできると考えた先がカフェ×テクノロジーなのだ。メルカリ退任の1ヶ月後に、完全キャッシュレスのカフェ「KITASANDO COFFEE」をオープン。自社製作の注文アプリである「COFFEE App 」を通して、商品の事前注文も可能にした。さらに2020年2月にオープンしたパーソナライズドカフェ「TAILORED CAFE 」でもこのアプリは使用されている。

勝手に広報ポイント③
蓄積された店舗運営とアプリ開発のノウハウで飲食店のDXを推進。

モバイルオーダーアプリ「COFFEE App」でドリンクやフードを事前注文することで、待ち時間なくスムーズに店舗にて受け取ることができるアプリを提供。「KITASANDO COFFEE」と「TAILORED CAFE」 ではサブスクリプションとして月額定額制でコーヒーが飲み放題。カフェに留まらず新業態として、夜パフェブランド「parfait✕parfait(パフェパフェ)」も展開しており、冷凍便で自宅に届くグラス入りスイーツを提供。事前に決済して、待ち時間を気にせずに商品を受け取れる。カフェでサブスクモデルを導入している点にも、単にカフェのキャッシュレスを推進するだけでなく「ニューリテールのカフェ」としてのブランディングにもなっている。2020年にはコーヒー豆のオンラインショップを運営するCottea買収により、EC事業を強化することに加え、店舗運営との連携および店頭商品の拡充にも取り組む。デリバリー事業に限らず、今後も消費の在り方としてオフラインとオンラインが融合していく中で、ニューリテールを推進するカフェを経営し、テクノロジーを創出していることからも、彼らが行なうDXのノウハウの需要の高まりから、様々な領域の企業との提携でDXが推進される。

勝手に広報チャンネルとは

株式会社プラスカラーが企画するYouTubeの動画コンテンツ。
元広報・現役経営者である2人(代表取締役佐久間・取締役斉藤)が最近気になる会社を約30分でリサーチし、約10分で勝手に広報するというチャンネルです。立ち上げの経緯や企画趣旨の詳細はこちらの記事をご覧ください。